光の周りも良好なうえに
手軽にリングライト効果が得られる
「ワンダーフェスティバル2015[冬]」の会場で、コスプレイヤーさんにご協力をいただいて、実際に撮影した結果、筆者の予想を超えて良好な結果となった。
この日の天候はあいにくの雨模様。本来であれば屋外の広大なトラックヤードがコスプレ広場として利用できるのだが、今回は室内の通路部での開催となった。
そのため、コスプレ広場は通常の3分の1程度のスペースだったこともあり、コスプレイヤーとカメラマンで大混雑。「RoundFlash Ring」を取り付けたカメラは、通行する際にはあまりにも巨大で少々邪魔になっていた感は否めず、人混みでの利用する際は、撮影時に着脱することをオススメしたい。
実際の撮影だが、レンズを通った光で発光量を調節するTTL撮影が効かなくなるので、ストロボをマニュアルで設定しなければならない。しかし、設定さえ間違わなければ直接照射とは違い、光源の方向を感じさせることなく綺麗に光がまわるため、立体感が失われない。
ただ、まったく欠点がないわけではなく、直接照射に比べて1段半から2段近く光量が落ちるので、撮影時のカメラの設定はシビアなものになる。
リングライトの効果だが、写真をご覧いただくとわかるように、しっかりと目にリング上のキャッチを入れることができていた。
過酷な環境でもしっかりとした結果を残せた「RoundFlash Ring」。価格は1万3800円と、決して安いとは言いがたいが、その効果は価格に対して十分といえるだろう。