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ドラマはもちろんアニメの“丸録り”にもぴったり!

ドラマ好きもアニメ好きも集まれ、シャープの“ドラ丸”をじっくり使う

2015年02月16日 11時00分更新

文● 折原一也、写真●小林 伸

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時間がたてば自動で消去、メンテナンスの手間も最小限

 続いて、“ドラ丸”を使っているとHDD容量を大量に占有してしまうのでは? と心配する人もいるかもしれないが、心配無用だ。

 実はドラ丸で録画する番組の基本はドラマの1ヵ月分(最新4話まで)で、デフォルトでは5話以降が放送されると1話以降が順次消えていく。

 4話まで保持という設定には“3話切り”という言葉も誕生しているように「作品の評価は概ね4話くらいまでには定まっているものなので」(松浦氏)という側面がある。同時にドラ丸によるHDD容量の占有にも配慮したものだ。“ドラ丸”のデフォルトの録画モードは「5倍」となっているため、ドラマ1ヵ月を使い続けた場合でもHDDを250GB占有するのみで足りる計算になる。

 本当に観るのを止めたドラマについては「リストから削除」で自動録画をさせないように設定できる。

 では逆に気に入った作品、視聴を継続する作品はどうするか。

 “ドラ丸”には「録画予約を確定する」という機能がある。設定すると「予約確定」のマークが付き、通常予約録画と同じ扱いに変更できる。確定後も“ドラ丸”のリストから引き続きアクセスできるが、自動消去の対象からは外れ、最終話まで全話が残る。そして放送終了後も“ドラ丸”のリスト内に無期限に残り続けることになる。

ドラ丸で録画したデータは一括ダビングで簡単にBDに保存できる。

 もちろん「ドラ丸リスト」の録画一覧から「一括ダビング」でBDに保存するという流れも可能なので、放送終了後しばらくしたらBD化という使い方がスマートだろう。

ドラ丸では自動録画する局の設定を取捨選択できる。

実はドラマだけではなく、アニメの自動録画も可能。録画する時間帯を決められるので、深夜帯だけに絞り込むことも可能だ。

 ちなみに、筆者が“ドラ丸”の検証をしている2015年1月期の作品は、まさにその評価が定まってくる真っ最中である。

 個人的にお気に入りの作品は『デート ~恋とはどんなものかしら?)(フジテレビ、月曜21時)、『銭の戦争』(フジテレビ、火曜22時)、『○○妻』(日本テレビ、水曜日22時)、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』 (TBS、金曜日22時)、『流星ワゴン』(TBS、日曜日21時)など。

 これらも「ドラ丸でのお陰で、録画予約を意識することもなくバッチリと録画済みだ。僕自身もドラマはタイムシフト視聴派なので案外録画予約忘れて困ることも多いのだけど、“ドラ丸”のお陰で見事に見逃さず観られた。4話までは全作品録画済みなので、他作品が面白いと情報をキャッチしたら後追いで全部観られるという安心感が嬉しい。

 最後にひとこと。“ドラ丸”と聞くとドラマ専用と思われがちだが、「ドラ丸設定」の設定を「ドラマ」から「アニメ」切り替えることでアニメの録画にも転用が可能だ。

 アニメについて注意してほしいのは、夕方に放送されるようなファミリーアニメは1年以上の長期間に渡って放送されるので、原則として番組表に「新」マークが付かず、ドラ丸の録画対象にならないことだ。

 ただし、テレビドラマとまったく同じで、3ヵ月単位で改編スケジュールがくる深夜アニメであれば、“ドラ丸”の録画ロジックがそのまま通用する。アニメを全録するか、ドラマを全録するかは一方しか選べず、今回は「ドラマ」の録画で検証したため実地検証はできなかったが、「シャープの開発メンバーの中にはアニメ好きがいて、“ドラ丸”じゃなくて“アニ丸”だと呼んで、使いたがっていたため採用した」(松浦氏)という経緯があるという。

 これほどの心意気があるのだから、“ドラ丸”は、連ドラ録画はもちろん、深夜アニメの録画にも相性抜群の機能としてお薦めしよう。

ドラマが好きなら便利な機能が満載! シャープのドラ丸

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