実はアニメの全部録りにも対応
“3話見て決める”という人にも便利な“ドラ丸”の豆知識
まさしくドラマ好きのために作られた“ドラ丸”だが、どこまで便利に使えるのだろうか──記事執筆に当たって、シャープから発売前のBD-T3700をお借りし、自宅検証ができたので疑問にお答えしよう。
まず、購入前に気になるポイントとして“ドラ丸”の録画対象となるのはどんな番組か。これは地上デジタル放送の番組で（除外するチャンネルは個別に設定可能）、番組表上で初回を示す「新」番組マークが付いて、番組情報のジャンルが「ドラマ」に設定されているものだ。
したがって、再放送の番組は録画対象にはならない。
2015年1月クールに向けて都内に設置したBD-T3700で“ドラ丸”が録画を開始したのは全31作品。ここで注意したいのが、トリプルチューナー機であってもドラ丸用に利用するのは、最大2チューナーまでという仕様。
つまり3番組が重複した場合には1番組が録画対象から外れる。
シャープの調査では「ドラマで3番組が同じ時間帯に重複したことは、過去1年間ではあまりない」とのことだが、実は2015年1月期の番組表では、水曜日22時からの『○○妻』（日本テレビ）、『残念な夫』（フジテレビ）のほかに、『なぜ東堂院聖也16歳は彼女ができないのか？」（TOKYO MX）が重複していた。この場合は、放送時間が早い方、チャンネル番号の若い方が優先される。
ただし、後で触れる「録画予約を確定する」をしておけば3番組同時録画も可能だ。U局が録画対象となるドラマを放送しているのはレアケースだが、『なぜ東堂院聖也16歳は彼女ができないのか？』（TOKYO MX）が気になる人は早期に確定しておこう。
録画対象になるかどうか、判りづらいのが国内ドラマ以外の番組、例えば、海外ドラマや時代劇・特撮だ。
まず、録画対象となる条件は番組情報のジャンルが「ドラマ」であること。番組情報では海外ドラマは「ドラマ」扱いされるので基本的には録画対象だが、改編期が国内ドラマと異なるので今回は設定対象から外れた。
「時代劇」は「ドラマ」の設定が付かないため対象外……なのだが、NHK総合で日曜20時に放送される大河ドラマ『花燃ゆ」はNHKが「ドラマ」として設定しているため録画対象になる。
特撮については原則「特撮」（特撮は分類上「アニメ/特撮」という全く別カテゴリにある）という番組情報となるので対象外だ。時間帯もカスタマイズ可能だが初期設定で午後7時～初期設定で3時まで。時間帯をカスタマイズすればもちろん、『連続テレビ小説 マッサン』（NHK総合）も録画対象になるが、ここまでのメジャータイトルであれば改編期に1度録画予約をした方が手っ取り早いかもしれない。
