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話から適切な情報を提示する新時代の電子看板

NTT、自然な対話ができる接客型デジタルサイネージを開発

2015年01月21日 16時49分更新

文● 行正和義

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コンセプトイメージ

 日本電信電話とピーディーシーは1月21日、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」を開発したと発表した。

 NTTの研究所が持つ自然な音声対話を可能とする技術や、雑音のなかでも音声をクリアに拾うインテリジェントマイク技術、デジタルサイネージ分野において国内で高いシェアを持つPDCのノウハウを活かして開発したモデル。

 ユーザーが話しかけた際、その要望や意図を推測し、ユーザーが置かれた状況に応じたインタラクティブな情報提供を行う。トイレの場所といった直接的な質問にはクイックにダイレクトな情報を、レストランを探しているような質問には対話式にどのようなレストランがよいのか聞き取って適切な情報を提示する。

 地名や人名といった固有単語を抽出してカテゴリを推定する技術の利用により、単語から対話ルールを記述するよりもルールの抽出度を高めることが可能となり、あらかじめ用意する対話シナリオを50%削減できるという。

 商業施設や公共機関などのデジタルサイネージ導入業者に向けて調査・対話技術のチューニングを行い、また訪日外国人などへの対応も含めた開発を行い、NTTグループ各社を通じてビジネス化を予定しているという。

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