先月、AcerとHPのChromebookを立て続けに2台も衝動買いしてしまった筆者だが、実際に自腹で2台買ってあちこち持ち歩いて使ってみた結果、オツムのめぐりの悪い筆者にもやっといろいろなことがわかってきた。
決して誰にでも当てはまる客観的内容ではないので、読者諸兄すべてのご参考になるかどうかはわからない。
まず、当然のことだが、結局、長年モバイルPCというフォルムに慣れ親しんだ筆者のような人間にとっては、レジェンドとなった“クラムシェル・スタイル”は、いざ何らかのICT系労働をする時には最も適したスタイルで便利だということ。
そして、今やネットワーク機能はLAN(Wi-Fiなど)だけではなくWAN(3GやLTEなど)も必須アイテムで、モバイルルーターなどの外付け機器で実現するよりも、クライアント本体にインテグレートされていることが間違いなく一番だということ。
しかし最後に、筆者の場合、モバイル環境では大量の情報製造発信ではなく、情報閲覧とその組み合わせ、再発信であることが確実だ。それにはタブレット系のフォルムのほうが取り回しも楽で軽量だということ。結果的にクラムシェル・スタイルとタブレットという相反する両方を求める結果となってしまった。
最終的に自分に最も適したモバイルスタイルの答えを出すべく、今回は昨年末に買った「YOGA Tablet 8」(関連記事)の正統後継機種である「YOGA Tablet 2-830L」(LTEモデル:以降"YOGA Tablet 2"と記す)を1年ぶりに購入した。
新旧のYOGA Tabletを比べてみた!
YOGA Tablet 8の後継機種がYOGA Tablet 2というのもなかなか面白いが、前者はスクリーンサイズを表わし、後者は同じ液晶サイズの第二世代ということだと思うが、あまり後先のことをよく考えないメーカーにはよくあるヘテロでカオスなネーミング上の混乱なので、気にしないことにしよう(ちなみに、メーカー表記的には“2”の後ろに画面サイズを表わす“-8”が入る)。
パッケージを開梱すると出てくるのは、YOGA Tablet 2本体と、USB/ACアダプター、USB-microUSB充電ケーブル、クイックスタートガイドと安全関係の小冊子の4点だ。早速、嫁入り先の決まっている従来機種のYOGA Tablet 8と今回衝動買いしたYOGA Tablet 2の外観を比べてみた。
同じ8インチ液晶ではあるが、サイズ/重量は従来機種が幅213×奥行3~7.3×高さ144mm/401gであるのに対し、新機種は幅210×奥行2.7~7×高さ149mm/429gと誤差程度はあるがパッと見、そのサイズはほぼ同じ。液晶画面の解像度は1280×800ドットからフルHD超の1920×1200ドットに成長した。
新機種はCPUにAtom Z3745を採用し、体感的にも従来機よりかなり速く感じる。バッテリー駆動時間はスペック上、Wi-Fi使用時で18時間となっており、一泊出張くらいなら余裕の数値だ。
(次ページに続く、「見た目よりも軽く感じさせる独特のフォルム」)
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