毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
目先を変えてBTOの売れ筋をチェック
昨年の12月は、10万円を切って登場したデルの4K液晶「UP2414Q」や、オリジナルファンを搭載したNVIDIAハイエンドGPU「GeForce GTX 780 Ti」搭載ビデオカード、GIGABYTEの極小PC「BRIX」のHaswell版などなど、オッと思えるPCパーツ関連があったが、今年はやや寂しく感じる……。
PC関連全体では、マウスコンピューターのスティック型ウィンドウズPC「m-Stick」や、ECSの超小型PC「LIVA」のOSプリインストモデルなど、気になるモノはあるものの、ちょっとランキングを出すのは難しいジャンルに。
というわけで、今回はちょっとPCパーツから離れて、BTOマシンの売れ筋ランキングにした。基本BTOマシンは、各ショップのオリジナルなので、今回はBUY MORE秋葉原本店内にあるiiyama Storeに協力をお願いした。
同店の魅力は、なんといっても豊富なラインアップ。店頭の展示機はiiyama PCがメインになるが、同じグループ会社となるパソコン工房やフェイスのBTOマシンも店頭で注文可能になっている。フェイスと言えばゲーミング向けで、2Wayや3Way-SLI仕様のBTOマシンも用意されている。
“Haswell Refresh”のようなな中継ぎモデルの投入も予定されていないので、年内に新たなPCを自作しても半年以上は、新CPU登場のショックを受けることはないといえる。
クリエイター向けやデイトレード向けも
集計期間 11月9日~12月9日 BUY MORE秋葉原本店内Iiyam Store | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Iiyama「MN7020-i3-IXB-Limited」 (Core i3-4160、GeForce GTX 650、Windows 7 Professional 64bit) |
7万178円 |
2位 | Iiyama「15P5200-i5-QZ」 (Core i5-4210M、15.6型 1366×768ドット、Windows 7 Professional 64bit) |
8万978円 |
3位 | パソコン工房「AEX-K620-B85M-E」 (Core i5 4460、Quadro K620、Windows 8.1 64bit) |
9万7179円 |
4位 | パソコン工房「PRO-kabu.4」 (Core i5-4590、GeForce GT 740、21.5型フルHD液晶×4台、Windows 8.1 Pro 64bit) |
21万5979円 |
5位 | iiyama「15P3200-i3-TG」 (Core i3-4100M、15.6型 1366×768ドット、Windows 7 Professional 64bit) |
7万178円 |
6位 | パソコン工房「AEX-K620-B85SL-E」 (Core i5 4460、Quadro K620、Windows 8.1 64bit) |
9万7178円 |
7位 | iiyama「GS7100-LCi7-GXB」 (Core i7-4790K、GeForce GTX 750 Ti、Windows 7 Professional 64bit) |
12万7418円 |
8位 | iiyama「GS7100-i7-RXB-AVA」 (Core i7-4790、GeForce GTX 760、Windows 8.1 64bit) |
12万3099円 |
9位 | iiyama「GS7100-i7-VMB」 (Core i7-4790、GeForce GTX 760、Windows 8.1 64bit) |
17万2779円 |
10位 | iiyama「MN5010-P-HLB」 (Pentium G3240、Windows 8.1 64bit) |
4万6418円 |
※価格は12月10日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
1位、2位はスタンダード構成のBTOマシンで、ともにWindows 7搭載モデルだ。両モデルともに大きな特徴はないが、メールやウェブ閲覧、Officeといった作業には、まったく問題ないスペックになっている。
「1位はデスクトップタイプなので、システム領域にSSDを追加する人もいますが、多くの人はスタンダード構成で購入されます。ちなみに2位のノートPCもmSATA SSDを搭載可能なので、HDDとの2ドライブ構成も選べます」とのこと。
変わりどころとしては、3位にランクインしているCADや画像編集などに最適化されているビデオカードの「Quadro K620」を搭載した「AEX-K620-B85M-E」(6位は同スペックのブックタワータイプ)と、4台の液晶とアームがセットになっており、カブドットコム証券の高機能トレーディングツール「kabuステーション 4」に対応する4位の「PRO-kabu.4」だろう。
ほかのショップには、あまりない構成のマシンなので、CADやデイトレード向けマシンを考えていた人は要チェックだ。
(→次ページヘ続く 「好みのパーツで組んでもらえるCTOも注目」)