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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第381回

秋の情景をバックに! 信州小諸で猫撮り散歩

2014年11月14日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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古い神社で人なっつこい猫が足にスリスリ

 さて懐古園を出て街をぶらぶらするのである。古い街に残る古い道を散歩するのが楽しい。

 楽しいけど、なかなか猫に出会えないまま、気になってた古い神社を訪問。その別当だったと思われる寺院があったのでそちらにも立ち寄るか、と山門を入ると、本堂の階段になんとなく違和感が。

何気なく本堂を見たら、階段に怪しい物体が。猫ですよ、猫。日が当たる本堂の階段でぬくもってる猫なんてシチュエーションがよすぎます(2014年11月 ニコン D600)

何気なく本堂を見たら、階段に怪しい物体が。猫ですよ、猫。日が当たる本堂の階段でぬくもってる猫なんてシチュエーションがよすぎます(2014年11月 ニコン D600)

 日差しがちょうと当たる階段で丸まってる物体といえば、猫に決まっているじゃないか。

低い位置で撮るにはミラーレス機が便利、ということで一眼レフからOM-Dに持ちかえて猫目線で撮影。日差しが気持ちよさそう(2014年11月 オリンパス OM-D E-M1)

低い位置で撮るにはミラーレス機が便利、ということで一眼レフからOM-Dに持ちかえて猫目線で撮影。日差しが気持ちよさそう(2014年11月 オリンパス OM-D E-M1)

 というわけでお寺にお邪魔して、猫を撮って、いやあいいところで昼寝してますな、と挨拶して辞去しようと思ったら、トコトコと階段をこっちに降りてきて私の足下でスリスリしたかと思いきや、砂利の上でゴロゴロしはじめたではないか。

砂利に背中を押しつけてスリスリしてるの図。気持ちよくて指が開いてる後ろ足と、ちょこんと畳まれた前足に注目。気持ちいいんです(2014年11月 オリンパス OM-D E-M1)

砂利に背中を押しつけてスリスリしてるの図。気持ちよくて指が開いてる後ろ足と、ちょこんと畳まれた前足に注目。気持ちいいんです(2014年11月 オリンパス OM-D E-M1)

 砂利の凸凹に背中をこすりつけると気持ちいい、というのはわかるけど、なんと人なつこい猫だこと。特にエサをねだるでもなく、ただ遊んで欲しいという感じなのだ。

 しょうがないなと頭やアゴをなでてやったり、その辺の枝で遊んで上げたりすると、ちゃんと反応してくれる。しばしカメラを置いて猫と遊ぶ。

 あまりにゴロゴロ転がってるので、冬毛に枯れ葉がからみつき、頭の上に葉っぱが2枚。おしゃれさんになっておりました(前ページ冒頭写真)。

 とはいえ、今日中に東京へ戻らねばならないわけで、そうそう遊んでばかりもいられない。

 遊び足りないとばかりに鳴く猫を尻目に、歴史散策に戻るのであった。

 そして平和に街を散策し、日も暮れそうなのでそろそろ電車に乗るかと、と駅に向かう途中、またもや遠くに猫の影を見つけてしまったのだ。それはまた次回。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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