「録り逃しゼロ」に近づくための鉄則[その2]
自動録画を活用!!
BDレコーダーが備える「自動録画」を活用するのも1つのテクニック。自動録画といえば、ソニーの「おまかせ・まる録」が代表的で、その機能は放送チャンネルやジャンル、複数キーワードの登録により、合致する番組を自動で録画するというもの。こうした機能はソニーだけでなく、パナソニックも東芝も備えている。
「自動録画」にも使いこなしのポイントはある。ジャンルやキーワードの絞り込みを最適にすることだ。一番のNGは番組検索のようなざっくりとした設定。
たとえば、ジャンルを「アニメ」に設定しただけだと、お目当ての深夜番組だけでなく子供向けの番組まで録れる限りのアニメ番組を録ってしまい、大変なことになる。
検索対象となるチャンネルも地デジのみ、地デジ+BSデジタル(可能なら有料番組を除外)などの設定をしておくといい。
おすすめの設定としては、ジャンルを「アニメ」とし、キーワードに新番組を示す「新」などと設定すること。番組改編期の録り漏らしにはかなり有効だ。パナソニックはアニメおよびドラマの新番組を自動で録画する「新番組おまかせ録画」もあるので、これを併用しよう。
キーワードの登録にも多少コツあり!
キーワードの登録例としては、スタッフ名やキャスト名で登録するというものもある。好きな監督や声優などの名前をキーワード登録しておくと、それに該当する番組を録画してくれるわけだ。ただし、これは電子番組表のデータにその名前が入ってない場合も少なからずあるので、注意しよう。
大胆な例としては、番組名をそのままキーワード登録してしまうこと。これは、第二期シーズンの制作は発表されたが、まだ具体的な放送予定がわかってない番組に使える。
ソニーの場合は、番組予約時に毎週や毎日録画のところに「番組名」という項目があるので、番組名を指定して予約しておく。そうすることで、不定期に放送される特番的なアニメの録り逃しを防止できる(基本的にはWOWOWなどの有料放送でよく行なわれるテレビシリーズ一挙放送などを一発で全番組予約対象にできる便利な機能)。
キーワードのNG例は「ロボットアニメ」や「萌えアニメ」といったあいまいな言葉をキーワードとすること。キーワードは基本的には電子番組表に表示される情報が対象となるので、電子番組表で使われることがない言葉は、ほぼ無効になるか、「アニメ」だけが有効なワードとして使用され、あらゆるアニメ番組を録りまくることになる。
ソニーのBDレコはあいまい検索も……
ソニーはキーワード用のデータベースを持っており、あいまい語の登録でもキーワードとして有効になる場合もある。それは人気グループ名を登録するだけで、そのメンバーが個別に出演する番組まで検索するとか、人気アーティストの愛称を入れてもきちんと本人の出演番組が検索されるといった類のもの。
そのデーターベースは年々強化されてきているので、最新モデルならば人気声優の愛称を入れれば検索ができる可能性もある。ただし、さすがにアニメ監督の愛称を登録してもまずヒットしないだろう。あくまでも自動録画の精度を上げるためのものなので、頼りすぎは禁物だ。
(次ページに続く、「万が一のためのリモート予約」)
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