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プリンストンのデジギア道 第30回

レトロゲームやVHSを活用したい!

想い出復活! アナログソースの録画/配信対応「デジ造映像Live版」を試す

2014年10月27日 11時00分更新

文● 花茂未来

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古いアナログ映像データをデジタルアーカイブ

 デジ造映像Live版は、コンポジットやS端子の映像をキャプチャーできるということで、アナログメディアのデジタル保存も気になるところ。ここで役立つソフトがCyberLink PowerDirector 10だ。

 映像を取り込むには、ソフトを「フル機能エディター」で起動して、画面左上にある「キャプチャー」をクリック。

起動時に表示されるランチャー画面で「フル機能エディター」を選び、メイン画面左上にある「キャプチャー」をクリックする。

 画面が切り替わり、しばらくするとデジ造映像Live版を経た映像が画面上に表示される。あとは、VHSビデオデッキなどを再生状態にしたら、プレビュー画面下にある操作ボタンのうち、いちばん左にある録画ボタンを押すだけ。

標準ではMPEG2形式で保存される。画面右したにある「プロファイル」ボタンからは保存形式の変更、「設定」ボタンでは入力機器の選択などを設定可能だ。なお、Core i7-4770とSSDを搭載したPCでも、ソフトの起動に約1分、キャプチャー画面を開いて映像機器を認識するのに約3分かかるのは、今後のアップデートに期待したい。

 キャプチャーは、録画ボタンを再度クリックすれば停止する。録画が終わったら、画面上部の「キャプチャー」の右隣にある「編集」をクリック。すると、取り込んだ映像の編集画面が開く。

 本ソフトは映像編集ソフトなだけに、映像への特殊効果や、写真・イラストの追加、BGMの挿入、シーン切り替えやその方法の変更といったことも当然可能。もとから多くの素材がインストールされているので、凝った編集を行える。

「編集」画面に切り替えると、取り込んだ映像の編集ができる。操作は各素材や特殊効果を下のタイムラインエリアにドラッグアンドドロップするだけ。

 YouTubeへの投稿機能もあるので、ペットのハプニング映像を面白おかしく加工したり、8mmビデオで撮影した昔の映像をノスタルジックに加工したりして投稿するなど、単にアナログ映像をデジタル化するだけではない楽しみ方ができる。編集といっても、基本操作はドラッグアンドドロップなので、迷うことなく映像を作れるのもいいところだ。

映像の取り込み・視聴・配信・保存・編集、なんでも出来る

 以上のように、デジ造映像Live版は2つのソフトのおかげで、Windowsの画面上に映像を表示してPCを使いながら楽しみたい、VHSや8mmビデオといったアナログ映像データをデジタル化したい、さらにそれを加工したいといった希望を叶えてくれる。

 また、CyberLink PowerDirector 10では、FullPlayROCKでキャプチャーした映像も編集できる。そのため、最近人気のゲーム実況も、ライブ配信と動画投稿の2パターンあるが、どちらにも対応できる。こうした万能さが、デジ造映像Live版の魅力だ。

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