CPUにインテル最新のCore Mを搭載
もちろん中身も大きく進化している。まずはCPU。インテルから9月5日に発表されたばかりの最新CPU・Core Mをいち早く搭載していることがウリだ。
Core Mは、開発コードネーム“Broadwell-Y”と呼ばれていたCPUであり、最新の14nmプロセスルールで製造された初の製品となる。前世代のHaswell-Yに比べて、トランジスタ数は1.4倍の13億個に増えているが、ダイサイズは逆に60%へと縮小している。
それに伴い、パッケージサイズも約半分に縮小され、TDP(熱設計電力)が11.5Wから4.5Wへと60%も削減されている。簡単に言うとパフォーマンスは維持しつつ、大幅な消費電力の低減ができるCPUであり、小型軽量の2in1 PCに最適。レッツノート RZ4もその利点を最大限に活かした製品といえる。
店頭モデルに搭載されているCPUはCore M-5Y10(0.8GHz、TB時2GHz)。Webモデルでは上位のCore M-5Y70の選択も可能になる。Core M-5Y10の基本動作クロックは0.8GHzだが、自動オーバークロック機能のインテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0により、最大2GHzまで動作クロックが向上する。
また、デュアルコアCPUだが、1コアで2つのスレッドを実行できるハイパー・スレッディング・テクノロジーを搭載しているため、最大4スレッドの同時実行が可能だ。グラフィックスコアとして、Intel HD Graphics 5300が統合されており、Haswell-Yに比べて、3Dグラフィックス性能は最大47%向上している。
レッツノート RZ4(店頭モデル)の主なスペック | |||||
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製品名 | SSD 128GBモデル | SSD 256GBモデル | |||
型番 | CF-RZ4CDDJR | CF-RZ4CDEJR | CF-RZ4CDFJR | CF-RZ4CDLBR | CF-RZ4CDMBR |
CPU | Core M-5Y10(0.80GHz/最大2.00GHz) | ||||
メモリー | 4GB | 8GB | |||
SSD | 128GB | 256GB | |||
画面 | 10.1型タッチパネル(1920×1200ドット) | ||||
光学ドライブ | - | ||||
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0/1.0) | 約10時間/約14時間 | ||||
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | ||||
ウェブカメラ | フルHD対応(アレイマイク) | ||||
OS | Windows 8.1 Update | Windows 8.1 Pro Update | |||
Office | ─ | Office Home&Business PremiumプラスOffice 365サービス | |||
カラー | シルバー | ブルー&カッパー | シルバー | ブルー&カッパー |
今回試用した上位モデルのメモリー容量は8GBと十分にある(下位モデルのメモリ容量は4GB)。ストレージとしては、256GBのSSDが搭載されている(下位モデルは128GB SSD)。SSDは、2.5インチフォームファクターではなく、薄型軽量化に有利なM.2フォームファクターが採用されている。
OSは上位モデルがWindows 8.1 Pro Update、下位モデルがWindows 8.1 Updateとなる。また、SSD 128GBの下位モデルのみ、Officeが付属しないモデルが用意されているが、それ以外はすべてOffice Home & Business PremiumとOffice 365サービスが付属する