フルHD液晶よりも縦に120ドット広いWUXGA液晶を搭載
液晶ディスプレーとしてWUXGA液晶を搭載していることもレッツノート RZ4の魅力だ。WUXGA解像度は1920×1200ドットであり、一般的なフルHD液晶(1920×1080ドット)に比べて縦が120ドット分広い。
画面のアスペクト比は16:10になる。Webサイトやビジネス文書などでは、上下にスクロールしながら閲覧する縦長のデザインになっているものが多いが、縦解像度の高いWUXGA液晶なら、一度により広い範囲を表示できるので、より快適に作業が可能だ。
タブレットモードで縦画面にして利用する場合でも、横方向の解像度が高くなるのでより見やすい。視野角が広く、斜めから見ても色の変化が少ないIPS液晶パネルを採用していることも高く評価できる。
もちろん、液晶は10点マルチタッチに対応している。また、液晶表面にアンチグレア処理が施されており、外光の映り込みが抑えられているので、長時間使っていても目の疲れが少ない。タッチパネルと液晶を直接接合するダイレクトボンディングにより、タッチ操作の視差が少なく、タッチ操作も快適だ。なお、薄型化や軽量化を重視したため、スタイラスペンは省略されている。
本体が軽いのでタブレットモードでも快適に使える
レッツノート RZ4は、360度回転する2軸ヒンジを採用しており、通常のノートPCのように使うラップトップモードと、液晶を360度回転させて反対側に折り返した、タブレットモードの2種類のスタイルで使えることが特徴だ。
これまでのレッツノートでも、タブレットモードで利用できる製品はあったが、重量が1kgを超えており、サイズもやや大きいことから、片手で持って長時間利用するにはやや厳しかった。
しかし、レッツノート RZ4なら、重さが約745gしかないので、タブレットモードで本体を縦にして片手で楽に持つことができる。デタッチャブル型のウィンドウズタブレットでは本体(タブレット部分)だけでも700gを超える場合が多いことを考えると、その価値がわかる。
ビジネスであれば立ったままの簡易な打ち合わせや、屋外での作業などで有利だし、ホームユースでもソファなどに寝転んで、リラックスした姿勢でネットサーフィンをしたり、電子書籍を気軽に読むことができる。2in1は魅力的だが、どうしてもキーボード主体でタブレットとしては使用しにくい。そんな風に考えている人にこそ、レッツノート RZ4を使ってほしい。