NVIDIA GeForce GTX 760はOEM版
リファレンスよりパイプラインが多い
それではベンチマークに入ろう。NVIDIA GeForce GTX 760を搭載しているのは前述の通りだが、実はOEM版を搭載しており、単体パッケージとして流通するものよりも、パイプライン数が多いのが特長である。狭いケース内なのによくやるなぁといった感想になってしまうが、それに見合うベンチマーク結果になっており、小型ゲーミングPCとして見ると現時点最強の変態機といえる。
ベンチマークは3DMarkとファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編を使用した。結果としてはNVIDIA GeForce GTX 760を搭載するぶん、大半の3Dグラフィックスを使用するゲームタイトルで快適に遊べるものだ。
とくにファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編では「最高品質」設定でのスコアが5200と優秀で、小型PCであっても高い描写設定で遊べてしまうのは驚きだ。
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編の結果。フルスクリーン(解像度1920×1080ドット)のもの。ベンチマークスコアと平均フレームレートを掲載している。快適に遊ぶならば、さすがに標準品質(デスクトップPC)を選ぶことになるが、30fpsでいいのであれば、それ以上の設定にしてもOKな結果となった。
消費電力傾向は下の表の通り。アイドルは21Wと優秀だが、ベンチマークに入った途端、100W越えになる。フルロード時は43Wとなぜか低い結果となったが、これはウェブブラウズなど軽めの操作時と似た消費電力であり、負荷をかけなければ普通の小型PCに収まっているのがわかる。
→次のページに続く (性能はすごいが、発熱と騒音もすごい)
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