パナソニックの「LUMIX DMC-FZ1000」で楽しく猫を撮るぞシリーズ後編は、前回触れなかった機能から。
FZ1000は1インチという大きめセンサー搭載だから画質がいいし、25-400mm相当の高倍率ズームで近くの猫も遠くの猫も撮れるし、F2.8-4.0とレンズも明るいしAFも高速なので、いつでもどこでもぐわっと撮れるし、モニターもバリアングルだし、EVFがついてるからしっかり覗いて撮ることもできる。
めちゃ優秀なカメラだが、写真を見るとわかる通りデカい。まあこれだけの性能を詰め込んだらこのくらいの大きさ・重さにはなるんだが、多少デカくてもいいから、性能重視でレンズ一体型がいい、となると今はこれがイチオシなのだな。
で、今回はまずバリアングルモニターの話。
最近、チルト式モニターのカメラが増えてきたけど、これはモニターが上下に角度を変えられるもの。構造がシンプルで使いやすいけど「縦位置で撮るときは意味ないじゃん。俺、縦位置で撮るのが好きなんだよぉ」という人に不評なのだ。
その点、FZ1000はいったんモニターが横に開いて回転するので、縦位置でのローアングルやハイアングル撮影もできる。
横位置でローアングルするときはチルト式の方が手早くできて便利だけど、縦でも横でも撮りたいって人にはやはりこれが今のところ一番なのだ。
具体的に縦位置ローアングルだとどんな写真が撮れるのか、というとこんな写真である。
猫の顔の高さくらいにカメラを構え、モニターを開いて縦位置ローアングル撮影したのだ。こういうのをさっと撮れる。
お次も縦位置ローアングル。
地面スレスレの位置にカメラを置き、望遠で遠くにいる猫を狙ってみた。カメラを縦に持って地面スレスレにし、モニターを開いて上から覗き込めば、這いつくばらなくてもこういうアングルで撮れる。
横位置の顔のアップもいいけど、縦にすれば前足も入ってそのときの猫の様子も撮れるのだ。
縦位置ローアングル3発目は、玄関前で寝てる門番猫。
緑色の玄関が気に入ったので、縦位置にして玄関だってことがわかるギリギリの構図にして猫を一番下に置いてみた。
まあ、門番をしてるんじゃなくて、単に玄関マットの感触が気持ちいいんだろうけど、なかなかいい感じ。
バリアングルモニターで縦位置を撮る時は、単に右手でカメラをグリップして腕をだらんと下に垂らすだけでいい(そうすると、カメラは自然とグリップ側を上にした縦位置になる)から、実はとても楽ちん。
しゃがんで腕をだらんと垂らして開いたモニターを見るだけでいいのだ。実は横位置ローアングルより腕は楽チンなのである。
(次ページに続く、「4K動画ならそのまま静止画に切り出しても問題ナシ!」)
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