このページの本文へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第299回

デジカメ写真をEyefiクラウドにアップできる「Eyefi mobi」を衝動買い!

2014年09月10日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

無線カード+クラウドサービスで
最先端のデジカメ通信機能を実現

同じことがごく普通のデジカメでもできるEyefiカード(Eyefi mobi)

同じことがごく普通のデジカメでもできるEyefiカード(Eyefi mobi)

 今回紹介するEyefi mobiカードは、単体ではクラウドへの撮影データアップロード機能を持ち合わせていない大多数のデジタルカメラを、機能的にクラウド連携できる最先端のデジカメレベルに引っ張り上げるためのモノと考えれば理解は簡単だろう。

 ただし、昔のデジカメが繋がるご主人様はPCであったように、現代のデジカメのご主人様はスマホだというのが同社と一般的なスマホユーザーのコンセンサスを得た結果のようだ。

 Eyefi mobiカードは挿入されたデジカメ本体にWi-Fi無線通信機能を提供する。そして撮影されたデータを、周囲に散在するWi-Fi機能付きのスマホやタブレット、PCなど、クライアント機器のいずれにも供給するアクセスポイント機能を実現する。

 今回、新しく提供される「Eyefiクラウドサービス」は、その先のオプションとして提供されるDropboxと同じようなEyefiの写真共有クラウドビジネスの具体的ソリューションだ。

 Eyefiカードを装備したデジカメ以外のスマホやタブレットでの写真もアップロードされ、全クライアントで共有対象とすることが可能だ。

 Eyefi mobiの導入と設定は、対応表明をうたっているデジカメなら至極簡単だ。Eyefi mobiのパッケージからEyefi mobi SDカードを取り出しデジカメのSDメモリーカードスロットに挿入する。

 筆者はEyefi mobiに対応しているオリンパスのタフネスデジカメ「TG-3」を使用したので極めて簡単だった。

Eyefi対応デジカメだとメニューに設定項目が登録されている

Eyefi対応デジカメだとメニューに設定項目が登録されている

 TG-3の設定メニュー上には、あらかじめEyefiカードに対する詳細設定項目が用意されている。すべての撮影写真をEyefiカード経由で送るか、選択された写真だけを送るか、まったく送らないかを選択可能となっている。

ひとまず、撮影した写真データはすべてスマホに転送するように設定した。“選択コマ”に設定して、Eyefi mobi完全対応をうたっていないデジカメと一緒に使ったりすると、写真を送信できなくなることもあった(筆者のシグマ dp2 Quattro)

ひとまず、撮影した写真データはすべてスマホに転送するように設定した。“選択コマ”に設定して、Eyefi mobi完全対応をうたっていないデジカメと一緒に使ったりすると、写真を送信できなくなることもあった(筆者のシグマ dp2 Quattro)

 ひとまずは“すべて”に設定し、続いてスマホ側の設定をやれば設定作業は終了だ。前述したように、Eyefi mobiカードは、デジカメ側をアクセスポイントにして、クライアントであるスマホやタブレットが撮影データを取りに行く格好だ。

スマホ側にはPlayストアからダウンロードした専用アプリを導入する

スマホ側にはPlayストアからダウンロードした専用アプリを導入する

まずは、スマホ上でアプリを起動し、Eyefi mobiカードとペアリングをさせる

まずは、スマホ上でアプリを起動し、Eyefi mobiカードとペアリングをさせる

ペアリングはスマホ側でアクティベーションコードを入力するだけ

ペアリングはスマホ側でアクティベーションコードを入力するだけ

アクティベーションコードは、同梱のカードの裏側に記述されている

アクティベーションコードは同梱のカードの裏側に記述されている

 そのために、すべてのスマホやタブレットには「Eyefi mobiアプリ」の事前導入が必要だ。Androidスマホの筆者はPlayストアから該当するアプリをダウンロードして導入した(もちろんiOS用もある)。

 そしてアプリを起動し、ペアとなるEyefi mobiカードと紐付けするために、パッケージに収納されているアクティベーションカードの裏面に記載されているアクティベーションコードをスマホ画面上のアプリから入力する。

デジカメで何か写真を撮影した後、スマホは入力されたアクティベーションコードをキーにしてEyefi mobiカードを探す

デジカメで何か写真を撮影した後、スマホは入力されたアクティベーションコードをキーにしてEyefi mobiカードを探す

無事ペアリングすれば、撮影した写真をスマホが取りに行ってくれる

無事ペアリングすれば、撮影した写真をスマホが取りに行ってくれる

 入力後、スマホは周囲にあるはずのEyefi mobiカードを探し出し、ペアリングを行なう。そしてスマホの画面上の指示に従って、デジカメで何か被写体を撮影すれば、その画像データはデジカメに挿入されたEyefi mobiカードを経由してスマホ側に自動的に転送されてくる。これでEyefi mobiの設定作業はすべて終了だ。

オプションのEyefiクラウドもスマホ上のアプリから設定可能だ

オプションのEyefiクラウドもスマホ上のアプリから設定可能だ

現在は90日間のトライアル期間中で、容量無制限で使うことができる

現在は90日間のトライアル期間中で、容量無制限で使うことができる

 現在は、ユーザーが希望すればオプションで容量無制限のEyefiクラウドサービスを90日間無料トライアル可能だ。新規ユーザー登録はスマホ上のアプリで行なえる。

(次ページに続く、「Eyefiクラウドで共有できるのはあくまで写真データのみ」)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン