Surface Pro 3×旅のポイント〜その1〜
軽くて薄いから邪魔にならない。
片瀬江ノ島駅を降り、車道を渡ると、江ノ島大橋と弁天橋。渡れば湘南のほこる観光島・江ノ島だ。橋を渡るあいだもずっとSurface Pro 3を抱えてもらっていたが、それほど負担にはならなかったよう。「少し大きめだけど、かえって安定感がある」とはタカガキの談。
Surface Pro 3を持っていったために、荷物が重くなったら悲しい。Surface Pro 3本体の重量は約800g。タイプカバーは約295g。Surface Pro 3だけなら500mlのペットボトル1と3/5分。タイプカバーと合わせると、おおむね500mlのペットボトル2本分だ。
一方の厚みは、Surface Pro 3本体が約9.1mm、タイプカバーと合わせると約13.9mm。ピュアタブレットとして考えると、最近では「すごく薄い」とまでは言えないが、充分薄型と言える厚みだと思う。ノートPCとして考えれば、13.9mmはかなり薄い。
ちなみに、「MacBook Air」は11型/13型ともに17mm、ASUSの薄型Ultrabook「ZENBOOK UX301LA」は15.5mm。Surface Pro 3のタイプカバーが簡易的なキーボードユニットであることを考えると、樹脂や金属でボトムケースを設ければちょうどこのくらいかな? といった厚みだが、やはり薄いのはいいこと。少し厚みのある雑誌が入るスペースがあれば、収まってしまう。
Surface Pro 3×旅のポイント〜その2〜
大画面で目的地を検索できる。
江ノ島に上陸した我々は江島大神の奉られる江島神社へ向かった。なぜか? どこへ行くか決めていなかったのだ。しばし座り、Surface Pro 3で目的地を探すことにした。「とりあえず稚児ヶ淵を目指せばいい」と知った。
目的地のイメージを小型のディスプレーよりも視覚的にとらえられ、圧倒的にイメージしやすい。出発前から目的地がはっきり決まっている場合はさておき、宿先や休憩時に「ここ、綺麗そうだけどどうかな?」などと相談するシーンで大いに活躍してくれるはず。
また、スマートフォンを持っている場合は出番が少ないかもしれないが、Windows 8.1に標準搭載のマップアプリはUIがシンプルで使いやすい。実際に行った人のレビューが右側に表示されるのも便利。いざとなれば、ルート案内機能も利用できる。
Surface Pro 3×旅のポイント〜その3〜
旅の記録を大画面で写し、残せる。
稚児ヶ淵を目指すかたわら、Surface Pro 3で写真を撮ってもらった。「スマートフォンのカメラに慣れていると、一瞬びっくりする」とタカガキ。多くのスマートフォンのカメラは広角気味だが、それに比べるとSurface Pro 3のカメラは望遠気味。風景を全体的に切り取るよりは、ずばり対象物をどん! という撮り方に向いていそう。
こちらも、スマートフォンで済ませてしまえることかもしれないが、大画面で撮って、大画面ですぐに確認できるのは嬉しい。最近ではデジタルカメラで撮って、ネットワーク機能のついたSDですぐタブレットに共有、ということをしている人も多いかもしれないが、この手軽さはやはりいい。
なおSurface Pro 3のアウトカメラの画角は少し望遠気味。スマートフォンなどのカメラに慣れていると「おや?」と思うような絵が画面に映る。どちらかというと、場の雰囲気、周りの様子を含めて写真に収めるというよりは、対象物をどん! と撮るような使い方に向いている印象だ。
また少々レスポンスが遅いものの、動きのある被写体にも対応できる。フレアは少し発生しやすい印象だ。次々ページにSurface Pro 3で撮った写真を無加工・原寸で掲載するので、参考にしてほしい。