このページの本文へ

「SAS Visual Statistics」「SAS/Access Interface to Impala」など

SAS、予測モデル開発やHadoop関連の新製品群を国内発売

2014年08月27日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 SAS Institute Japanは8月26日、インメモリエンジンを活用した予測モデル開発製品「SAS Visual Statistics」、およびHadoop関連製品である「SAS/Access Interface to Impala」「SAS In-Database Code Accelerator for Hadoop」の国内提供開始を発表した。

SAS Visual Statisticsの画面イメージ

 Visual Statisticsは、データサイエンティストや統計担当者など複数の利用者が、多様なビッグデータを用いて回帰、分類、クラスタリングなどの予測モデルの構築および変更を行える製品。分析結果をビジュアルに表現し、変数間の関係性を容易に発見するため、結果に好影響を与える要因が何かを素早く特定でき、どの予測モデルが最も優れた予測結果をもたらすかを簡単に判断できる。

 既存製品である「SAS Visual Analytics」と共通のインタフェースおよびインメモリエンジンを採用しており、大量で複雑なデータに対する予測モデルを即座に実行できる。

 SAS/Access Interface to ImpalaおよびSAS In-Database Code Accelerator for Hadoopは、Hadoopをアナリティクスプラットフォームとして確立するデータマネジメントの新製品。

 SAS/Access Interface to Impalaは、Hadoop上での高速SQLエンジン「Impala」への接続を可能にする製品で、データの取得時間が従来比で65倍高速化される。これにより、Hadoopをよりインタラクティブでアドホックなアナリティクス業務に適用可能にする。

 In-Database Code Accelerator for Hadoopは、SAS言語をMapReduceに自動変換することで、Hadoop上での分散処理を実現する製品。SASユーザーが新たなスキルを習得することなく、Hadoop上でのスケーラブルな処理を可能にする。

 今回はそのほかにも、「SAS LASR Analytic Server」におけるROIと管理性の向上、In-Memory Statistics for Hadoopにおけるインメモリアナリティクス機能の拡張も発表されている。

 SASでは、今後もHadoopエコシステムに研究開発投資を継続し、Hadoopに対応したアナリティクス製品のポートフォリオを拡充していくと述べている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ