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GeForce GTX 760、話題の「Turbo 240」液晶を組み合わせる

PASSANTとEIZOの組み合わせは正に鬼に金棒

2014年08月27日 11時00分更新

文● 石井英男

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世界初の内部240Hz駆動ディスプレー「FORIS FG2421」の魅力とは

EIZOのゲーマー向けディスプレー「FORIS FG2421」

 PASSANT i7AH9N76はディスプレーとのセット販売も行なわれている。今回はEIZOのゲーマー向けディスプレー「FORIS FG2421」との組み合わせを試用したので、FORIS FG2421についても触れておきたい。

 EIZOといえば、ナナオ時代から高級ディスプレーメーカーとして有名であり、写真家やデザイナー、医療関係者といった、画質にこだわるプロからの支持も高い。FORIS FG2421は、ゲーム用途に特化した23型ディスプレーであり、画質と応答速度の両立を目指し、世界で初めてVA方式の120Hz駆動を実現しただけでなく、液晶モニター内部のLEDバックライト処理で240Hz駆動を実現し、120fpsのPC出力を、およそ2倍のヌルヌル感でゲームがプレイできる「Turbo240」機能を搭載する。

右側面。2ポートのUSBハブ機能も備えており、Type AのUSB 2.0ポートを2基と、Type BのUSB 2.0ポートを1基搭載する

左側面。ヘッドホン端子が用意されている

スタンドも高機能で、60mmの範囲で高さを調整できる。これは一番高くした状態

こちらは一番低くした状態

前後のチルトは上25度、下0度の範囲で調整できる。これは一番上に向けた状態

一番下に向けた状態(下は最大0度なので、床に対してちょうど垂直となる)

 Turbo 240は、いわゆる黒挿入に似た技術であり、バックライトを高速で点滅させることで通常の120Hz駆動よりも残像感を低減させる技術だ。FPSゲームなどで高速に視点を移動させると残像感が気になることがあるが、Turbo 240を搭載したFORIS FG2421なら、動体視力の高い人でもまず気にならない。さらに、VA方式は一般的なTN方式に比べて黒の表現力に優れており、コントラストが高い。解像度は1920×1080ドットのフルHDで、視野角は水平、垂直とも176度。ネイティブコントラストも5000:1と高く、動的コントラスト拡張機能有効時は15000:1となる。応答速度は1ms未満と非常に高速であり、Turbo 240と合わせて残像感のない滑らかな表示を実現する。

 デザイン面でも従来のEIZO製ディスプレーとは一線を画しており、電源を入れると背面のEIZOロゴが美しく点灯するほか、オレンジ色のワンポイントが効果的なアクセントとなっている。スタンドは台座部分と簡単に分離できるようになっており、持ち運びにも便利だ。上下のチルトや左右のスイーベルはもちろん、高さ調整も可能。2ポートのハブ機能も備えており、キーボードやマウスなどを接続できるのも便利だ。

FORIS FG2421の背面。電源を入れると、EIZOロゴが美しく点灯する(設定でオフにすることも可能)。オレンジ色の部分は取っ手代わりにもなる

OSDの操作は前面のボタンで行なう。照度センサーも搭載しており、周囲の明るさに応じて画面の輝度を自動的に調整できる

左右のスイーベルは、344度の範囲で回転できる。入力端子として、DisplayPortとDVI-D、HDMI入力が用意されている


(次ページ、「FORIS FG2421の高リフレッシュレートを活かせるパフォーマンス」に続く)

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