ソフトバンクモバイルは、屋外での大規模イベント時にデータ通信サービスを提供するため、地上数十メートルの高さに気球を揚げ、そこから公衆無線LANのサービスエリアを構築する「車載係留気球Wi-Fiシステム」を開発したと発表した。
同社ではすでに災害発生時など通信障害対策を目的に、3G通信用の気球を利用した無線中継システムを開発。今回の車載係留気球Wi-Fiシステムはこれを改良するとともに簡素化し、公衆無線LANに対応。会場到着後、30分程度でサービスが開始できるとする。
このシステムは、8月15~17日に開催される「コミックマーケット86」にて初提供される予定。今後は大規模イベントで同じく活用される。