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Apple Geeks ― 第151回

TV SideView最新版! 「nasne&iPad/iPhoneでテレビ」がさらに進化

2014年07月25日 14時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobu

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 本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。

 UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。

「nasneでテレビ」をスマートに

 iPhoneiPadなどiOSデバイスでテレビを視聴できない……のはすでに過去のこと。ここ日本では録画番組などデジタル放送のデータをIPネットワーク上に流す場合、「DTCP-IP」で暗号化しなければならないが、かつてはハードウェアレベルでの対応が必要だった。それが運用規定の緩和を受け、ソフトウェアを追加するだけでデコードが可能になった。つまり、DTCP-IP対応の映像再生アプリをインストールすれば、デジタル放送を視聴/再生できるのだ。

 App Storeを眺めれば、DTCP-IPに対応したアプリをいくつか目にすることができる。「Twonky Beam」に「DiXiM Digital TV」、「Media Link Player」といったアプリは、DTCP-IPの運用方針変更後にリリースされたもので、アドオン(有償)の追加によりDTCP-IPで暗号化された映像コンテンツの再生が可能となる。

 以来、ダウンロードムーブ(アプリ側からレコーダーに転送指示を出す)に対応するなど、いずれのアプリもプレイヤーとしての機能は強化されたが、「気軽にテレビを楽しむ」というレベルには到達していないように見える。録画予約や再生頭出しなど従来レコーダー側に実装されていた機能は、アプリ側に搭載されることはなく、録画済リストから選んだタイトルを再生/ムーブするばかり。ライブチューナー機能を利用すれば、レコーダーの内蔵チューナーにアクセスし生番組をリアルタイムに視聴できるものの、録画などレコーダーの機能との一体感は薄い。

 そのような「レコーダーとの連携の不足感」は、やはり開発元が異なることが最大の原因だろう。DLNAとDTCP-IPという共通のプロトコルはあるが、再生設定やムーブの指示など細部の仕様はメーカーが保有する機密事項であり、そのあたりの情報の有無や作り込みの巧拙でプレーヤーアプリの機能と操作感は大きく変わる。

ソニー「TV SideView」最新版がnasneをサポート

 今回取り上げる「リモコン&テレビ番組表:TV SideView by ソニー」は、ソニー自らが開発したソニーグループ製レコーダー用プレーヤーアプリ。最初のリリースは2013年1月と最近の話ではないが、7月24日公開のバージョン2.6.0でついに「nasne」をサポート。録画済み番組の再生やダウンロードムーブ対応はもちろんのこと、EPGを利用した録画予約、おすすめ番組の紹介など、レコーダーライクな機能を網羅している。自前のリモコンとディスプレーを持たないnasneが、使い勝手の面でレコーダーと遜色ないレベルに到達した瞬間だ。

ソニー製BDレコーダーのリモート再生アプリ「TV SideView」に、nasneが対応機器として加わったnasneの機器登録が完了すると、宅外から録画予約指示するために所定の方法でサインインを促される。使用できるアカウントは5種類(SEN、Facebook、Twitter、Google、Yahoo! JAPN ID)
機器登録の最後に、プレーヤー(DTCP-IP対応動画再生アドオン)の有無を確認される。500円でiPhone/iPadが「テレビ」になるのだから安いものだTV SideViewにサインインすると、「外から録画予約」を実行できる。選択できる録画モードは「DR」と「3倍」の2種類だが、持ち出し用のモードでも同時録画されている
リモコン&テレビ番組表:TV SideView by ソニーApp
価格無料 作者ソニー
バージョン2.6.0 ファイル容量40.6 MB
対応デバイスiPhone/iPad/iPod touch 対応OSiOS 6以降
ソニーストア

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