「The Machine」は超柔軟なアーキテクチャを実現
特定ワークロードに最適化されたSoC、ユニバーサルメモリ、フォトニクス/ファブリックという、3つの革新的な要素技術を組み合わせ、小さなパッケージにまとめた未来のサーバー。HPではこれを「The Machine」と呼んでいる。
The Machineでは、用途に応じて柔軟なサーバーアーキテクチャが実現する。たとえばユニバーサルメモリだけを搭載したノードで「メモリプール」を構成し、光ネットワークを介してそれを多数のコンピュートノードで共有することも可能だ(下の写真、右列)。「大量のデータをリアルタイムに処理するうえで有効だろう」(マコーリフ氏)。
「新しいエンジニア像を目指す」技術コミュニティ
前述のとおり、今回のイベント開催は、技術コミュニティ「HP Tech Power Club」のキックオフを目的としたものだ。
再び登壇した手島氏は、HPが次世代に向けた技術開発を推進していく一方で、それをビジネスとITの現場で具現化していくには「会場にいる皆さんのパッションも重要だ」と述べた。手島氏は、コミュニティ活動を通じて「日本からイノベーションを発信していくことがゴールだ」と述べ、エンジニアからの声を積極的に本社へフィードバックしていく姿勢を強調した。
また次世代のアーキテクトやエバンジェリストなどを育成し、「新しいエンジニア像」を国内に定着させる場としても、このコミュニティを活用していくという。コミュニティ参加者(クラブメンバー)の中から、積極的な情報発信などを通じて高い貢献を示した人物を「クラブフェロー」と認定し、HPとの意見交換、HPグローバルイベントやメディアを通じた情報発信といった機会を提供していく。