接続は超簡単! ペアリングしてすぐに音楽を楽しめる
さっそくLBT-AVWAR700を介して、スマホとオーディオ機器を接続してみよう。
スマホは筆者の所有するiPhone 5、オーディオ機器にはソニーのUSB DAC内蔵のプリメインアンプ「UDA-1」とスピーカー「SS-HW1」の組み合わせを利用することにした。
接続方法は非常にカンタン。まずはLBT-AVWAR700とオーディオ機器を接続する。ここは有線接続。ケーブルには光デジタルケーブルまたはアナログケーブルが利用できる。接続したら、本体もしくはリモコンでアンプの入力ソースを接続端子に合わせる。
次いでLBT-AVWAR700の電源をオンにしたら、楽曲の入っているデバイス(ここでは筆者の場合iPhone 5)をBluetoothでペアリングする。このとき、NFCに対応しているAndroid端末なら、タッチするだけでペアリングが完了する「NFCペアリング」機能を利用できることもできる。
ペアリングが済めば、あとはスマホで再生操作すれば、スピーカーから楽曲が流れてくるというわけだ。
そしていったんペアリングが完了していれば、その後スマホとのペアリングが解除されたり、オーディオ機器の電源がオフになった場合でも、再度それぞれの電源を入れるだけで再接続される。このへんの利便性はうれしい。
想像以上に手軽な接続&スピーカー視聴は格別だ!
外出先ではスマホ+インナーイヤホンで音楽を聴いているので、自宅兼仕事場へ戻っても同じスタイルで聴くことがほとんどになっている。しかし今回、LBT-AVWAR700に「UDA-1」と「SS-HW1」を使って試聴してみたところ、体感できた音は段違いだった。
もちろんソース自体はiPhoneに取り込んでいるものなので同一のはず。しかし高品質なアンプとスピーカーを通すだけで、高音・低音ともに広がりを感じられるし、何より盛大に空気を震わせて室内いっぱいに広がる音響の具合は、ヘッドホンでは味わえない種類の感動だ。大きめの音量で試聴した際の、耳への負担もまったく違う。
もちろん居住環境よっては音量を上げることが憚られるケースもあるだろうが、やはり室内ではなるべくスピーカーで聴きたいものだ。
今回試用したオーディオ機器
試聴に使ったのは、ソニーのUSB DAC内蔵プリメインアンプ「UDA-1」とスピーカー「SS-HW1」。
UDA-1はUSBポートを搭載し、パソコンや対応プレーヤーを接続してハイレゾ音源を再生可能。192kHz/32bit対応のD/Aコンバーターのアナログ出力を、セレクターやコネクターを介さずダイレクトに出力する「D/A DIRECT」端子を搭載する。
また「LPF」(ローパスフィルター)部に、厳選した高音質フィルムコンデンサや抵抗を使用することで、音楽性豊かな音を楽しめるアンプとなっている。
SS-HW1は、3WAY4ドライバースピーカーシステムを採用し、左右に加え上方向への指向性を高めることでハイレゾ音源の再現性を高めているスピーカー。剛性の高い総突板仕上げの木製キャビネットも高級感を醸し出す。