このページの本文へ

レビューはもちろん、サービス担当者のインタビューもお届け

音声通話付き格安SIM+スマホの「BIGLOBEスマホ」を試す

2014年07月16日 09時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

何ら問題なく使える回線
「オートコネクト」で通信量もわかりやすい

 さっそくBIGLOBEスマホを起動すると、画面はわりと地味である。BIGLOBE系のサービスとアイコンがてんこもりかと思っていたら、そんなこともない。後述する「オートコネクト」やIP電話アプリである「BIGLOBEフォン・モバイル」のアイコン、オンラインサポートやおすすめアプリへのショートカットはあるものの、あとは“すっぴん”、といった感じ。

BIGLOBEのアプリはいくつか入っているものの、結構地味だと思う人もいるかも

おすすめアプリやオンラインサポートのショートカットなどがある

 実際に使ってみたが……当たり前だが、普通にドコモのXi/FOMA回線回線が使える。音声通話もいたって普通に利用でき、相手の声が聴こえづらかったりすることはない。普通すぎる結果だが、MVNOであるからして、当然といえば当然。問題ないといえよう。

編集部員の携帯にかけてみたが、通話品質には特に問題なかった

 また、SMS(ショートメール)も使えるのが地味にポイントである。「SMSなんて必要なの〜?」と思うかもしれないが、実はアプリの認証にSMSを使うということも多いのだ。最たる例が「LINE」だろう。意外と盲点かもしれない。

意外と忘れがちだが、LINEの認証には電話番号またはSMSでの認証が必要。格安SIMを利用しようとして、「あっ」と思うこともある(筆者もそうでした)

 さて、BIGLOBEスマホ独自のアプリとして挙げられるのが「オートコネクト」だ(Google Playで見る)。Wi-Fiスポットや自宅のWi-Fi、LTE/3Gなどから快適なネットワークを自動的に選択・接続するアプリで、「BIGLOBE LTE・3G」の利用者向けに提供されている。

オートコネクト。登録しておけば自宅のWi-Fi環境やその他の公衆無線LANサービス利用可能エリアに入った際に自動的に接続される。これでデータ通信量をおさえることができる

 自宅のWi-Fi環境や公衆無線LANサービスを使いたい場合、オートコネクトにある「Wi-Fi設定」であらかじめ登録しておけば、利用可能エリアに入った際に自動的に接続される。

 また、月間、直近72時間のデータ通信量が表示されるのもポイント。特に1GBや2GBなど、月に使えるデータ通信量が多くないプランを利用しているユーザーにはうれしいだろう。

データ通信量(月間、直近72時間)を確認できる。特に1GBのプランを利用している人はこまめにチェックするとよさそうだ

 まとめると、格安SIMの恩恵を手軽に受けられるサービスといえそうだ。格安SIMに興味は持っているものの、「SIMカードはどれを買えばいいのか、どのスマホに挿せばいいのか……」という不安がある人にとっては、「これだけを契約すれば大丈夫」という簡単さがある。

 また、自分で利用するだけではなく、お子さんにスマホをねだられた……という場合もいいかもしれない。たとえば1GBのプランだとしても、外では無料Wi-Fiスポット、家では無線LANを利用すれば、月々3476円で充分にスマホを楽しめるだろう。

 端末も最新の最新というわけではないが、スペック的には不満を感じるということはないだろう。IGZO液晶でフルHDの解像度ということもあり、動画を再生するにもゲームアプリで遊ぶにも満足いくものだ。

 次ページからは、BIGLOBEスマホのサービスを担当している人たちへのインタビューをお届けする。


(次ページでは、「ほぼスマホ」がうれスマになった理由を聞く)

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ