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OSはWindows 7とWindows 8.1から選択可能

5万円台でGPUも速い! iiyama PCのA10-7700K APUマシンは高コスパ

2014年06月24日 15時00分更新

文● 石井英男

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Core i5に迫る性能を実現。特に高い3D描画性能

 AMDの最新APU「A10-7700K APU」を搭載していることがウリの「MN5040-A10-LXM」だが、その性能はどうだろう。いくつかのベンチマークテストを実行した。

 まず、PCの総合的なパフォーマンスを計測する「PCMark 7」の結果を見てみよう。結果は下に示した通り、総合値のPCMark scoreは2319となった。Core i5と3.5インチHDDを搭載したデスクトップPCのPCMark scoreは、Ivy Bridge世代で2500~2800程度、Haswell世代で2800~3000程度だ。このため、総合的な性能はCore i5に比較的近いといえる。

「PCMark 7」のベンチマーク結果
PCMark score2319
Lightweight score2029
Productivity score1531
Entertainment score2347
Creativity score4127
Computation score5209
System storage score1797
Raw system storage score458

 また、Windowsエクスペリエンスインデックスを計測したところ、プロセッサが「7.4」、メモリが「5.9」、グラフィックスが「4.9」、ゲーム用グラフィックスが「6.4」、プライマリハードディスクが「5.9」という結果になった。こちらもバランスのよいスコアとなっており、Windows 7やWindows 8.1を快適に利用できる。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

 次に、3Dグラフィックス描画性能を計測する「3DMark」の結果を示す。3DMarkは負荷の高いテストであり、単体GPUを搭載した製品に比べればさすがにスコアは低いが、インテルのCPU統合グラフィックス採用製品と比べると、遜色のないスコアだ。

3DMarkのベンチマーク結果
Ice Storm37487
Ice Storm Extreme21953
Ice Storm Unlimited40034
Cloud Gate4052
Fire Strike678
Fire Strike Extreme316
Sky Diver2957

 GPUのOpenGL描画性能とCPUの3Dレンダリング性能を計測する「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果は、OpenGLが23.24fps、CPUが293cbというスコアになった。

「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果
OpenGL23.24fps
CPU293cb

 「バイオハザード6ベンチマーク」は、1280×720ドットの最高画質設定で1676というスコアで評価は「C」となった。画質を多少下げれば、十分遊べるレベルである。

バイオハザード6ベンチマークの結果

 「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のベンチマーク結果は、1280×720ドット標準品質(デスクトップPC)で3130となり、評価は「やや快適」となった。さらに、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」の結果も、1280×720ドットの最高品質で5074、評価は「快適」となった。

「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」のベンチマーク結果

ドラゴンクエストXベンチマークでは、1280×720ドット最高品質でも快適という評価になった

「ドラゴンクエストX ベンチマーク」のベンチマーク結果

 以上の結果から総合的に判断すると、純粋なCPU性能はCore i3程度だが、GPU性能はCore i5よりも高く、トータルではCore i5とほぼ同等のパフォーマンスを持っているといえる。3Dグラフィックス性能が重要なゲームでは、そのパフォーマンスはCore i5を上回る。



(次ページ、「Core i5に迫る性能を実現。特に高い3D描画性能」に続く)

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