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ビジネス極意、エクセルデータ分析のコツと手法 第4回

ビッグデータにも応用できるExcelデータ分析の基本 4

順位比較で異常値を見つける──住中先生の「ビジネス極意」

2014年05月09日 09時00分更新

文● 住中光夫/アスキー書籍編集部

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異常値分析のまとめ

 これで、グラフの異常値は「スーパー夢」ではなく、「スーパーレッズ」の低粗利率だということがわかりました。また、「六甲山」が高粗利率の異常値ということもわかります。

 以後、低粗利率の異常値を改善したり、高粗利率の異常値を広げていったりするために、いろいろな角度でさらに検証分析し、真因を見つけ、今後の活動方針を定めていくヒントにしますが、ここでの操作説明は異常値の発見までとします。



 第5回では、「Zチャート」を使い、月別変更の大きい売上データの推移傾向をつかむ手法を解説します。

 この連載では、Excelで行える分析手法のうち、ほんの一部の手順解説と考え方のヒントを掲載していきます。ビジネスデータ分析の根本的な考え方や、多様な手法を知りたい方は、ぜひ『ビジネス極意シリーズ エクセルデータ分析のコツと手法』もお読みください。書籍をご購入いただければ、サンプルデータをダウンロードして、自分ですぐに操作して学べます。

住中光夫プロフィール

「情報システムを販売サポートに活用する立場」、「情報システム部門でシステムを構築運用する立場」、「経営者として情報を見る立場」の3つを経験し、情報システムコンサルタントとして30年弱のキャリアをもって活躍中。膨大なビジネスデータをピボットテーブルで分析する「ビジネスデータ分析」の元祖として、コンサルティングや、営業および幹部社員の社員教育、情報活用のセミナー講師などを年間100回ほど実施。マイクロソフト社のセミナーで、3回連続して受講者からNo.1の評価を受けている。データ分析や提案プレゼンの書籍も数多く発表。システムリサーチ&コンサルト株式会社代表取締役。

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