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4つの顔を持つ「Yoga 2  11」を検証する 第1回

利便性と携帯性を兼ね備えた本体デザイン

持ち運びも便利な2-in-1 Ultrabook「Yoga 2 11」の使い勝手をチェック

2014年05月12日 11時00分更新

文● 高橋量

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コンパクトながら実用的に使える液晶ディスプレー&キーボード

 液晶ディスプレーのサイズは11.6型で、解像度は1366×768ドット。画素密度は約135dpiでそれほど高精細というわけではないが、外出先でのメールや資料の確認にはちょうどいい大きさだ。文書の作成や写真の確認などで高い解像度が必要な場合は、HDMI接続の外付けディスプレーを利用すれば問題ない。

 タッチ機能は10点マルチタッチ対応で、パネルは光沢のあるグレアタイプ。光の映り込みはそこそこあるが、液晶ディスプレーの角度を調整すれば映り込みをある程度抑えることが可能だ。液晶の種類については公表されていないが、発色の良さと視野角の広さはIPS液晶相当だと感じた。

液晶ディスプレーは発色がよく、コントラストも高い

視野角は広めで、液晶ディスプレーの角度を調整してもコントラストが落ちにくい

 キーボードは87キーの日本語配列で、キーとキーのあいだが離れたアイソレーションタイプ。キーピッチは実測で約18.5mm程度で19mmのフルキーボードよりはわずかに狭いものの、11.6型Ultrabookとしては比較的大きめのサイズが確保されている。下部が弧を描く最近のThinkpad風のキーを採用している点が特徴的だ。

87キー構成の日本語配列キーボード。下部のみ丸みを帯びたThinkpad風のキーを採用している

キーピッチは実測で約18.5mm。11.6型Ultrabookとしては比較的大きいほうだ

 キーストロークは実測で約1.3mm程度。かなり浅めではあるが、入力時に「カクッ」としたクリック感があり軽快にタイプすることができた。キーのサイズもほどよい大きさで入力しやすい。外出先でもストレスなく利用することができるだろう。

キーストロークは実測で約1.3mmと浅めだがタイプ感は悪くない

 インターフェースとしてはUSB 2.0端子やUSB 3.0端子、microHDMI端子、SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロットなどが用意されている。通信機能はIEEE 802.11b/g/nとBluetooth 4.0に対応。本体底面部のカバーは特殊なネジで固定されており、取り外してバッテリーやストレージなどを交換することはできない。

本体前面部には端子類は用意されていない

本体背面部にも端子類はないが、シルバーのデュアルヒンジが印象的なアクセントととなっている

本体左側面には電源コネクターとUSB 3.0端子、メモリードスロット、microHDMI端子が用意されている

本体右側面には充電状況を確認するLED「バッテリステータスインジケータ」と電源ボタン、リカバリー時に使う「Novoボタン」、画面回転ロックボタン、音量調節ボタン、ヘッドホン端子、USB 2.0端子と並ぶ

本体底面部は左右にステレオスピーカーが配置されているのみ

ACアダプターの重量はコード込みで約246g

4種類のスタイルで使えるモバイルUltrabook

 今回のレビューから「Yoga 2 11」は機能性が高く、使い勝手に優れたUltrabookであることがおわかりいただけただろう。携帯性にも優れているので、外出先で快適に利用することができるはずだ。取引先ではスタンドモードでプレゼンを効果的に行ない、移動中の新幹線や飛行機の中ではテントモードで動画を楽しむなど、状況に合わせて使いこなしたい。



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