家でくつろぎながら楽しむ! -PC編-
DAC内蔵スピーカーでシンプルに!
PCによるハイレゾオーディオ再生で最も手軽なのは、DACを内蔵したスピーカーを導入する方法。USB 経由でPCにつなぎ、ハイレゾ音源に対応したソフトで再生するだけでOK。ただ、「ハイレゾ」といえる 96kHz/24bitや192kHz/24bitに対応しているモデルは現状少なめ。価格は5万円台からが目安だ。
最大のメリットはやはり「手軽で場所をとらない点」。PCのスピーカーに満足できず、音声出力端子にスピーカーをつないでPCでの音楽鑑賞を楽しんでいるユーザーも多いと思うが、感覚的にはその延長線上のようなもの。USB DAC機能を搭載していないスピーカーでもハイエンドなものは値が張る。スピーカーの買い替えを検討しているなら、「ハイレゾ」という言葉をよく聞くようになったこのタイミングで、USB DAC機能をそなえたスピーカーに買い替えてしまうのもいいのでは!?
DAC+スピーカーを導入!
スタンダードにUSB DACとスピーカーを組み合わせる方法。上の例だとUDA-1が実売4万5000円前後、686 S2はペア実売8万円前後で、導入費用がなかなか高額になってしまうが、ハイレゾ対応のDACさえあればとりあえず再生/出力自体はできる。
この方法のメリットは、なんといっても自由度の高さ。「DAC内蔵スピーカーでハイレゾ対応の製品」は限られるが、「ハイレゾ対応のDAC」や「ハイレゾ音源の再生にも耐えられるスピーカー」なら探しやすい。またDAC内蔵のスピーカーだと、例えば「傾向の異なるスピーカーが欲しくなり」かつ「ハイレゾ再生環境は手放せない」という場合に、DACやDAC内蔵アンプ、スピーカーの両方を購入しなければならないが、別々に揃えていれば、将来的に「片方だけ買い替える」ことが可能。
初期費用を抑えたい場合は、とりあえずヘッドフォンアンプ機能を内蔵しているDACのみ導入して、ひとまずヘッドフォンで楽しむのもアリ。あとでスピーカーを買い足す手も。