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UWB通信を用いてワイヤレスな快適診断環境

シーメンス、世界初のケーブルレス超音波診断装置を発売

2014年04月02日 19時33分更新

文● 行正和義

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ACUSON Freestyle

 シーメンス・ジャパンは、世界初のケーブルレスプローブを搭載した超音波画像診断装置「ACUSON Freestyle(アキュソン フリースタイル)」を4月2日より販売開始した。

 ACUSON Freestyleは、超音波診断に用いるプローブと本体の間を7.8GHzUWB(ウルトラワイドバン)無線に接続したモデル。無線到達範囲は約3mながら、他の医療機器に影響を与えにくい低出力で、なおかつ画像構築に要する大量のデータ通信が可能でノイズに強く、位置検出の精度が高いこという。

 プローブは充電式で、フル充電で約90分の診療が可能(バッテリー2個標準装備)。起動時間は30秒以内と高速で、検査を始める前にケーブルの捻じれやアプローチの方向を気にすることなく迅速に検査を始められるといった利点があるほか、従来プローブだけでなくケーブルにも滅菌カバーを掛ける必要があったが、プローブごと覆うことが可能となるなど感染リスクの低減にも役立つという。

 本体は15インチLEDディスプレイを装備、重量は4.8kgと軽量で、背面には持ち運び用の取っ手と2つのプローブ ポートも搭載。奥行きわずか12cm、本体とプローブの距離が3mの範囲内なら設置場所を選ばないなど診断の作業環境改善や診断室の自由なレイアウトが可能となる。

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