荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第347回

猫カフェで使える!?　自分撮りデジカメ「EX-10」と「GF6」

おやつに群がる猫たちをミラーレスで撮る

パナソニックのDMC-GF6も自分撮り対応。レンズ交換式なので広角気味の明るい単焦点レンズにすれば暗いとこでもいけます。こちらは自分撮りにすると自動的に複数枚撮影してくれる。隣のお客さんが写っちゃったのでそこだけぼかしてあります

　次はパナソニックのGF6の出番。これを自分撮りモードにしてセット。

　こっちはWi-Fiを使って撮ってみた。ニャフェでは猫用のおやつをあげさせてくれる（100円）。これがあれば猫がヒザに乗ってきますよと言われたので用意してもらったら、確かに来るんだけど、猫の尻しか撮れません（泣）。いやぁ、まいりました。勢いよすぎ。

スマホからリモートで撮ったのだけど、写ったのは尻……というかしっぽでした。あらら（2014年3月 パナソニック DMC-GF6）

　さすがにヒザ猫はあきらめて、バッグの上に鎮座して動かないヤツに狙いをかえて撮影。ソファの上に服やバッグが置いてあると絶対そこにやってくるのだ。普段ないものがあると興味が出るんだねえ。

Wi-Fiを使ってバッグの上にいる猫を撮影。これはけっこう使える機能。猫カフェで猫を撫でながら撮りたい人にお勧め（2014年3月 パナソニック DMC-GF6）

　猫おやつは猫とたわむれたい人にはいいけど、写真を撮るには強力すぎなのでした。ちょっとおやつの匂いをさせただけで、身を乗り出してくるのだから。

短い足が可愛いグリちゃん。前足を私のヒザに置いて、ぐいんと伸びてきたところを撮影（2014年3月 カシオ EX-10）

　おやつケースのフタを開けたらどうなるか。

　隣のヒザ猫女子におやつケースを渡してみた。すると一瞬でこうなるのである。もう大変。

エサにつられて集まってきた猫の図を撮らせてもらった。彼女が手に持っているのがそのおやつケース。猫がわっと寄ってきたのでびっくりしてるところ。撮影・掲載許可は得てます（2014年3月 カシオ EX-10）

　というわけで、猫カフェに行ったら小さなテーブル三脚と、暗いところに強くて自分撮り＆リモート撮影（あるいは自動撮影）ができるカメラがあると楽しいよ、というお話でありました。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』（玄光社MOOK）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/