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キャラのサイズにあった衣服を作ることも

3Dキャラクタのポージングソフト「Poser」が久々にバージョンアップ

2014年02月21日 16時37分更新

文● 行正和義

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「Poser 10日本語版」

 イーフロンティアは2月21日、3Dキャラクタのデザインやアニメーションを行うツール「Poser」の最新バージョン2製品「Poser 10日本語版」および「Poser PRO 2014日本語版」を発表、3月28日に発売する。

 「Poser」は、あらかじめ用意された多彩な人物などのキャラクタに自由なポーズや表情をつけ、多数用意されている衣服を着せることができる3Dソフト。2012年の「Poser 9」から演算処理の高速化のほかさまざまな新機能が追加された「Poser 10」のほか、プロのアーティストやプロダクション向けの「Poser PRO 2014」がリリースされた。

「Poser PRO 2014日本語版」

 「Poser 10」と「Poser PRO 2014」ともに、PixarのOpenSubdivライブラリを統合してPixarサブディビジョンサーフェイスを利用可能となり、小道具やフィギュア、個々のボディパーツごとのサブディビジョンレベル調整が可能になった。物理演算やレンダリング処理を高速化したほか、コミックブックプレビューモードと呼ばれるコミック風の静止画またはアニメーションを、カラーやモノクロで作れる機能、フィギュアに合わせて小道具などを追従・変形させることが可能となったほか、各種画像処理が充実している。3Dフィギュアは9種類の新しい人間フィギュアとカートゥーンフィギュア7モデルが追加された。

Proには体型に合わせて衣装を作る機能が追加されている

 PROで追加されたフィットルームという機能は、Poserフィギュアに対して衣服や小道具をインタラクティブにフィットさせて、サイズの合った新しい着用衣服を作成するもの。タイトフィットや素材の硬さなどの特性が自動的に設定できる。作成した衣装は別の3Dフィギュアに合わせて自動的にフィットするモーフ機能を持つ。また、従来は隠れていた各種パラメータを細かく指定できるようになり、物理シミュレーションや変形・屈伸の自由度が増している。

コミック風の静止画・動画を作成する機能も追加

 対応OSはWindows XP、Vista、7、8/Mac OS X 10.6、10.7、10.8または10.9。動作環境として、OpenGLを実装したビデオカードもしくはチップセットを推奨(高度なリアルタイムプレビュー機能を使用するには最新NVIDIA GeForceとATI Radeonが必要)。

小物などと合わせればさまざまな利用が可能

 価格はPoser 10日本語版が1万4800円(ダウンロード版1万2800円)、アップグレード版が8000円(ダウンロード版7000円)。Poser PRO 2014日本語版は4万8000円(ダウンロード版3万9000円)、アップグレード版は2万円(ダウンロード版1万8000円)のほか優待アップグレード版などが用意される。

長らく続いているシリーズだけにアクセサリ類も充実している

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