ウィルコムの新製品は
PHSが1機種とスマホが1機種
ウィルコムは今日、新型音声端末「iiro WX04S」(セイコーインスツル製)と、スマホの新型「AQUOS PHONE ef WX05SH」(シャープ製)を発表した。iiro WX04Sは20日、AQUOS PHONE ef WX05SHは3月上旬の発売を予定している。
iiroは防水とEメール機能を搭載したシンプルなストレート型音声端末。ダイバーシティアンテナに対応し、通話品質感度が向上、ノイズリダクション機能によりクリアな音声で通話ができる。また防水はIPX4相当で、弱い雨の中やキッチンなどでも使える。そのほか、現在地を日本地図上に緯度経度とともに表示する「ここどこ表示」、ワンタッチであらかじめ設定した着信音やバイブを鳴らす「セルフコール」といった機能が搭載されている。セルフコールは、女性が夜に一人歩きをしているときに、着信があったかのようにふるまうことができる、防犯機能だ。
なお、ブラウザーとカメラ、Bluetoothは搭載されておらず、防塵は非対応。
カラバリは、ホワイト、ブラック、ピンクの3種類だが、オプションの背面カバーを利用すればなんと39通りの組み合わせを楽しめる。
コンパクトでエントリー向け
AQUOS PHONE ef WX05SH
AQUOS PHONE ef WX05SHは、昨年9月にリリースされた「AQUOS PHONE es WX04SH」の後継モデルで、ハード的には基本的に同一。ディスプレーはいまどき珍しい4型で、手になじみやすいラウンドフォルムが特徴だ。OSはAndroid 4.1で、インターフェースは見やすくチューニングされた独自のものを採用している。シャープの縦スクロールオンリーのUIも継承された。
スペックを見てみると、CPUは1.5GHz動作のデュアルコア、メモリーは1G、内蔵ストレージは8G、カメラは490万画素、バッテリーは2080mAhと、一昔前に感じてしまうのは否めない。
しかし、画面を虫眼鏡で拡大できる「かんたんズーム」や「LINE」がプレインストールされているなど、スマホ初心者に配慮した機能があり、スペックはそんなに高くないものの、入門機として最適かもしれない。
また、AQUOS PHONE esと同様にPHSのデータ通信に対応しており、設定をONにすればPHSデータ通信を利用でき、PHSデータ通信でのテザリングにも搭載している。「ウィルコムプランLite」を契約すれば、1GBまでの通信が3G/PHSデータ通信ができ、料金はキャンペーンで月額1980円(24ヵ月)になる。
通話がメイン、もしくは2台持ちをするならウィルコムは選択肢に入るだろう。
AQUOS PHONE ef WX05SH スペック表 | |
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メーカー | シャープ |
ディスプレー | 4型液晶 |
画面解像度 | 480×854ドット |
サイズ | 約60×122×11.9mm |
重量 | 約120g |
CPU | 1.5GHz(デュアルコア) |
OS | Android 4.1 |
メモリー | 1GB |
内蔵ストレージ | 8GB |
カメラ画素数 | リア:約490万画素CMOS/イン:約30万画素 |
バッテリー容量 | 2080mAh |
FeliCa | ○ |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/× |
Bluetooth | ○ |
連続待受時間 | 約400時間 |
連続通話時間 | 約780分 |
カラバリ | グレースシルバー、ピンク |
発売時期 | 3月上旬以降 |