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オンプレミスシステムとSaaSを接続する「Cloud Adaptors」第一弾を発表

オラクル、セールスフォースSaaSとのデータ連携アダプタ

2014年01月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本オラクルは1月28日、オンプレミスの業務アプリケーションとSalesforce.comのSaaS型クラウドアプリケーションとのデータ連携を可能にするアダプタ「Oracle Cloud Adapter for Salesforce.com」、同アダプタおよび関連ソフトウェア群をパッケージ化した「クラウド統合パック」の2製品の提供を開始した。

 Oracle Cloud Adapter for Salesforce.comは、SaaS型アプリケーションとオンプレミスアプリケーションとのデータ連係を単一基盤上で実現するアダプタ「Oracle Cloud Adaptors」の第一弾として提供されるもの。オラクルによれば、同アダプタを利用することでSalesforce.comとの接続作業工数を約50%削減できる。

 対応するオンプレミスアプリケーションは、「Oracle E-Business Suite」「Siebel」「JD Edwards EnterpriseOne」といったオラクル製品だけでなく、SAPなどの他社製品も含まれており、現在300製品以上。オラクルでは、今後は広範なSaaSへの接続に対応していくとしている。

 同アダプタの価格は38万円(税抜、10ユーザー)からとなっている。

 一方、クラウド統合パックは、上述のアダプタに加えて異種アプリケーション連携とインタフェース統合を行う「Oracle Service Bus」、クラウド/オンプレミスのトランザクション監視を行う「SOA Management Pack Enterprise Edition」、DBやJavaプラットフォームへの接続をサポートする「Oracle Technology Adaptors」を含むパッケージ製品。

「クラウド統合パック」の構成コンポーネントに関するイメージ

 このパッケージにより、クラウドとオンプレミス・アプリケーションにまたがる複雑な連携をシンプルにし、継続的なクラウド適用領域の拡張に耐える連携基盤を構築できるとしている。

 クラウド統合パックの価格は88万円(税抜、10ユーザー)からとなっている。

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