今年こそ65万円特別控除をゲットだ!

「やよいの青色申告14」で始めよう フリーランスの確定申告

カリーさん

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

いざ入力!……の前に準備すべき

 ぶっちゃけ言いますと、青色申告は、ソフトを手に入れただけでは終わりになりません。細かく話すと普通に本が1冊書けてしまうほど膨大な内容なのですが、ざっくりいうと「仕事に関わるお金の流れを全部書く」というのが基本になります。で、事前にやっておくのが以下のような感じ。

  1. 青色申告の登録を済ませる
  2. 領収書やレシートを残しておく
  3. 家庭用/事業用で銀行口座/クレジットカードを分けておく
  4. 会計ソフトを用意しておく

 フリーの方々の中には、カリーさんのように年に1度、この時期にまとめて確定申告の処理を済ませてしまおうという人が多いかと思いますが(偏見?)、特に1と2はどうがんばっても後から取り戻せません。1は、青色申告を始めたいその年の3月15日まで所轄の税務署に届け出る必要があるので、今回の申告では間に合わない……。2は支払いを証明できるものがなければ、経費として計上できません。

 3はやっておかなくてもとりあえず大丈夫ですが、帳簿に書く項目が若干増えます。青色申告では、現金(現金出納帳)や銀行(預金出納帳)のお金の流れをすべて記録する決まりなので、銀行から生活のために引き出したお金も全部書くことになります。何より、銀行口座やクレジットカードの項目が増えると、なんとなく入力が面倒くさいですしね。

 4は言わずもがな。分かりやすい入力画面や困ったときに助けてくれるヒントがあるかないかで、手間が断然変わってきます。なお、以下のやりかたは、フリーライターのカリーさんに特化しているので、デザイナーやプログラマーなどのクリエイターなら近い感じになるはずですが、何かを仕入れて売っている(買掛取引のある)職業だとかなり変わってきますのでご注意を。

事業所データも登録しておくべし。画面左の「導入」タブで中央下にある「事業所設定」をクリック

住所や電話番号などを入力。どうせ青色申告の提出用書類を作るときに入力することになるので、最初にやるべし

あとは「科目残高入力」で、前年から引き継いだ現金や預金、売掛金(*後述)などをポチポチと入れます



(次ページに続く)



この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
06月
07月
09月
10月
12月
2017年
01月
02月
03月
04月
05月
07月
10月
11月
12月
2016年
01月
02月
03月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2015年
01月
02月
03月
06月
07月
10月
11月
12月
2014年
01月
02月
03月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2013年
05月
10月
11月
12月
2012年
06月
07月
11月
12月
2011年
02月
09月
11月
2010年
01月
02月
03月
04月
05月
11月
12月
2009年
10月
12月
2008年
01月
04月
09月
2007年
01月
03月
05月
10月
11月