今年こそ65万円特別控除をゲットだ!
「やよいの青色申告14」で始めよう フリーランスの確定申告
迷わずできるセットアップが秀逸!
さて「やよいの青色申告 14」を使ってみて、便利に思ったことをまとめると以下のような感じです。
- セットアップが簡単
- 「簡単取引入力」で帳簿なしでもOK
- 提出用書類の印刷まで1本でできる
まずひとつ目の「セットアップが簡単」から。「やよいの青色申告 14」をパソコンにインストールした後にやることは、事業所データの作成になります。なんだか字面を見るだけで面倒くさそうですが、実際は前年度の確定申告で使った資料を用意し、画面の指示に従って入力して「次へ」ボタンを押して進めていくだけでOK。
特に便利だと感じたのは、「取引設定」で経費の項目を絞り込めるという点です。カリーさんでいえば、水道光熱費において、「電気代」や「ガス代」、「上・下水道代」なんかは必要ですが、「灯油代」や「プロパンガス料金」は使いません。不要な項目が全部並ぶと、メニューから選ぶだけでもどこにあるのか探すのが大変。というわけで、最初に要らないのは削っておこう! というわけです。
業種が違えば、必要な経費が変わってくるのは当たり前なんですが、そんな多様性に対応しつつ、使いやすさも確保するいい工夫だと思います。ちなみにこのセットアップですが、カリーさんは30分ほどで終わりました。
帳簿を意識しない入力画面がGood!
2番目の「『簡単取引入力』で帳簿なしでもOK」も、かなりオススメなところです。カリーさんが65万円控除を挫折した理由のひとつが帳簿で、「現金出納帳」や「売掛帳」などと言われても、「なんだか帳簿っぽいものがいっぱいあってよく分からない……」というのが正直な気持ちでした。
それが簡単取引入力なら、そうした帳簿を意識をせず、取引の種類や日付を選んで、金額を入力するだけでカンタンに入力できます。まさに名前通り! 見た目が変わるだけで、帳簿に対する苦手意識が結構変わってくるのは、ぜひ実感していただきたいっ!
これ1本で最後までできるのが安心
3つ目は、「提出用書類の印刷まで1本でできる」という特徴。今まで国税庁のサイトにアクセスして、Excelで計算したデータをコピペしていたわけですが、今年からすべてこれ1本で提出用の書類まで済ませられる!
実は過去、前年度のデータを国税庁のサイトで読み込ませようとしたら、データが破損しているといわれて青ざめた経験があります。Dropboxに置いておいたのが原因のようですが、真相は不明。結局、前年度の書類を引っ張りだしてきて、固定資産の金額を入れました。1本のソフトで全部まかなって、さらに事業所データをバックアップしておけば、そんな不測の事態も起こりません。
(次ページに続く)