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「SBX-N700」「SBX-N500」「SBX-300」

音にこだわる家族がきっと喜ぶパイオニア製サウンドバー

2013年11月29日 19時36分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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SBX-N700/N500をつなげばテレビがMiracastに対応!

現代人に嬉しいホームシアターシステム!

 11月5日にパイオニアが発表したホームシアターシステム「SBX-N700/N500/300」。「スマートフォンのためのバータイプホームシアター」と銘打たれたこのシリーズは、テレビ用サウンドバーとしても使え、かつBluetooth/Miracastによるスマートフォンとの連携も可能な現代人に嬉しい仕様の製品だ。(SBX-300のみMiacastは利用不可)

 大きさとしては、約幅900×奥行き121×高さ86mmで、40〜70型程度のテレビと相性が良さそうなサイズ感。SBX-N700/N500がMiracast対応で、N700が外付けサブウーファー付きモデル、300がMiracast非対応、HDMI端子非搭載モデルとなる。

本体。シンプルでさまざまなインテリアと調和しそう

 スピーカーユニットは3機種とも共通(出力数は300のみ130Wで、他の2機種より10W低い)なので、利用スタイルに合わせて選択するといいだろう。

 奇をてらったところのない真面目なデザインは同社らしいが、音の方も真面目。高・中・低でいえば、まとまった量感のある低域、若干のロールオフが感じられる中域、耳障りにならない程度にきりっとさせた高域といった具合で、おおよその人が好感を持つ音だと感じた。最も注目したいのは低域の部分。中域、高域をかき消さず、かつ“イコライザーの調整でどうにかしている感じ”のしない豊かさには驚かされるはず。

良質な低音の秘密は?

サブウーファーユニットが底面に!

 このスマートな筐体のどこからこんな低域が出ているのか? それは筐体の“底”だ。全面に設けられた中・高域のユニットとは別に、底面にサブウーファー用のユニットを2基搭載しており、低域だけをきっちり分けて出力しているのだ。また、サブウーファーからの出力はボリュームとは別に調整できる。昼間は気持ち大きめにして大迫力で楽しむ、夜は抑え目で近所の迷惑にならないようにするなど、音質をカスタマイズできるので楽しい。

 N700においては、外付けのサブウーファーユニットから低域の部分だけを出せるので、さらに大迫力。N500/300の単体でも十分過ぎるくらい良質な低域が楽しめるが、N700はさらに地の底から響いてくるような低域。某英ロックバンドのアルバムを聴かせてもらったが、まるでライブハウスにいるかのような迫力を楽しめた。引き換えに、音のつやめき感は多少失われている印象。

N700は外付けのサブウーファーユニットが付属

音にこだわる家族がきっと喜ぶ!

側面にポート

対応規格の多さがうれしい

 Miracastでスマートフォンと連携すれば、スマートフォンで撮影した動画の映像をテレビの大画面で、音をSBX-N700/N500/300の良質な音で楽しめる。子どもの運動会の様子をスマートフォンで撮影し、夜にテレビで見る、といった使い方には最適だろう。トランスミッター機能もそなえ、他のBluetoothスピーカーやヘッドフォンに音を飛ばすこともできるので、リビングで娘と父、キッチンに母といったシーンにも対応できそう。

 価格は、各2万5000円前後、4万円前後、5万円前後とお手頃だ。最近Bluetoothスピーカーが流行の兆しを見せているが、「小さいこと」にこだわらないなら、スマホからBluetoothで気軽に音楽を楽しめ、Miracastにも対応したテレビ用サウンドバーとしてこちらを購入の候補に入れてもいいと思う。

 また、テレビに接続すればMiracast、Bluetooth対応の簡易的なスマートテレビになるので、スマートテレビが欲しいけど買い替えは……といった向きにも最適。同社によるキャッチコピーは、前述の通り「スマートフォンのためのバータイプホームシアター」だが、「音にこだわる家族のためのバータイプホームシアター」「団らん、音楽、映画鑑賞どれでもOKのバータイプホームシアター」とも言える。

 

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