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Windows XPはもう危険! Windowsアップデート虎の巻 ― 第1回

そのPCは大丈夫? Windows XPを使い続けてはいけない10の理由

2013年11月26日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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理由3
Windowsが壊れる可能性がある

 脆弱性が見つかってもマイクロソフトから修正プログラムが公開されないので、クラッカーと呼ばれる悪意のある輩達がウイルスや不正プログラムをばらまき始める。OSメーカーが対処しないので、Windows XPユーザー間では爆発的に被害が広まることが考えられる。

 ウイルスに感染したら、ほかのWindows XP搭載PCへ広めつつ、PCへいたずらする。画面にメッセージを出す程度ならカワイイものだが、ファイルを消去したり、HDDをフォーマットしたりするものもある。

 間違いなくクラッカーは手ぐすね引いて来年4月を待っている。もし、今Windows XPの脆弱性を見つけても、すぐには攻撃せずサポート終了を待っているかもしれない。サードパーティーのセキュリティーソフトを入れておいてもOSに脆弱性があれば、防ぎきることは無理だ。

 とはいえ、ウイルスで挙動がおかしくなったら、おそらくはPCを買い換えることが多いので、これはこれでありなのかもしれないが……。

Windows XPの時代に登場したトロイの木馬タイプのウイルス。HDDのファイルを全削除する悪質なものだ

理由4
機密情報・個人情報がダダ漏れになる可能性がある

 感染したウイルスや悪意のあるプログラムの種類によって、被害パターンは異なる。前出の破壊行為を行なうほか、情報を盗んだり、拡散するタイプのウイルスもあるのだ。PCに特に重要な情報が入っていなければ、盗むタイプのウイルスは心配ないかもしれない。しかし、拡散型はなかなか悲惨なことになる。

 以前P2Pソフト経由で猛威を振るったWinnyウイルスは、PCや組織名、デスクトップの画像、デスクトップ上のファイルが圧縮されて拡散された。個人を特定できない状態であれば助かったが、致命的な被害を被った人も多い。PC名が実名、組織名に会社名を付け、壁紙は恥ずかしい画像で、デスクトップ上に仕事で使っているファイルを置いていたりすると目も当てられない。そんな被害者がいると、誰かが見つけてネット上に投稿し、さらに拡散してしまう。いろいろな改良版も登場し、メールソフトの送受信履歴や掲示板への書き込みデータまで漏洩することもあった。

 ちょっと想像して欲しい。見られたくないデータが一式ZIPファイルになって、インターネットに漏洩。拡散したら、永遠に消せなくなるのだ。ただ恥ずかしいだけはなく、社会的な地位も失いかねない。

2005年、Winnyウイルスが猛威を振るい、原発の点検報告書や従業員名簿などが漏洩。大きなニュースになった(写真はシマンテックのセキュリティー啓蒙活動のもの)

理由5
取引先や友人に大迷惑をかける可能性

 自分のPCが壊れたり、情報を吸い取られるのももちろん大変なことだが、他者への犯罪に利用されたり、周囲に迷惑をかける可能性はさらに大きな問題と言える。

 サポート切れのWindows XPを使っていると、例えばこんな事件が起きるかもしれない。仕事が終わって自宅に戻ると、会社から電話がかかってくる。「A社って知っているか」とすごい剣幕。3日前に見積をメールした新規取引先だ。知っていると応えると、「おまえから送られたメールが原因で社内のPCがウイルスに感染し、昨日から業務が停止していると連絡があった、どうなっている?」と言われる。とはいえ、ウイルスなんか知らないし、送るわけもない。自分じゃないと答え、電話を切ったが、翌日出社したら修羅場に……。

 Windows XPの脆弱性を突かれてウイルスに感染すると、ウイルスは2つの動作をする。1つは前出の通り、HDDをフォーマットしたり情報を漏洩させる。2つめは、ウイルスである自分自身を拡散するのだ。一度感染すると、メールやメッセンジャーなどに勝手にウイルスを添付してしまう。受信相手は、知っている人からのメールなので、警戒心なく開いてしまい、被害が拡大する仕組み。またウイルスの中には、他サイトに侵入したり、犯罪予告のメールを送りつけるなど、違法行為の中継地点として密かに動作するようなものも多くある。

 意図的ではないとしても、PCの所有者の責任問題になってしまうことは容易に想像できる。損害賠償請求を起こされる可能性もあるのだ。

2005年にお目見えした「W32/Mytob」ウイルスは、自分自身をメールで拡散。感染したPCをリモートで操作できるように設定を変更する悪質なものだった

理由6
XPを使い続けると時間を失う

 さすがに12年前のPCを使い続けている人はいないと思うが、それでもXP搭載PCが発売されていたのは一昔前。PCのスペックはイマドキのローエンドよりも低いはず。HDDは遅いし、メモリーも少ない。起動には時間がかかるのが当たり前。

 オフィスソフトを起動するだけで一服できる。通常操作は普通に行なえても、ファイル参照や画像の添付などで、いちいち数秒から数十秒も待たされる。でも、お金を払うのは嫌だから、と使い続ける人は考えて欲しい。自分がどれだけの時間を失っているか。

XP搭載PCを長く使っていると、起動に数分かかることもざら

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