すべてにおいて妥協なし! 頂点をめざした本気のデスクトップ
6コアCPU&SSD RAID 0キットの歴代最強「Endeavor Pro8000」
2013年10月31日 11時00分更新
せっかくなのでSSDをRAID構成に……結果は爆速!
今回試用したマシンは「Core i7-4960X」と「GTX 770」を搭載した、「Endeavor Pro8000」における事実上の最上位構成である。そのうえ、ストレージもできるだけ強化しようということになり、試用機は256GBのSSDを2台搭載してRAID 0を構成する。結果は……モンスターマシンに仕上がった。もちろん、SSDのRAID化もBTOメニューで選択可能だ。こうしたマニア向けのカスタマイズに対応しているところも、「Endeavor Pro」シリーズの魅力のひとつだ。
今回の試用機の主なスペックを以下にまとめてみた。ご覧のとおり、非常にパワフルな構成となっている。
試用機のおもな仕様 | |
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CPU | インテル Core i7-4960X プロセッサー Extreme Edition(3.6GHz) |
メモリー | 16GB(4GB×4)DDR3 1866 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 770 |
ストレージ | 512GB RAID 0キット(256GB SSDx2) |
チップセット | インテル X79 Express |
さて、SSDをRAID化したからには、まず気になるのは、OSの起動と終了時間である。通常起動の時間(電源を押した後、BIOSのブート画面が消えて起動ドライブの読み込みが始まってから、デスクトップ画面が表示されるまで)は約15秒で、スリープからの復帰はわずか4~5秒とさらに速い。また、終了(「シャットダウン」をクリックしてから本体の電源ランプが消えるまで)も、わずか4秒ほど。起動も終了も、とにかく速い。
次に「CrystalDiskMark 3.0.2」で読み書き速度を計測してみた。1000MBのシーケンシャルリードではわずかに900MB/sに届かなかったが、HDDは当然として、ノーマル構成のSSDと比べてもはるかに高速である。また、ライトでも500MB/sを超えており、512kのランダムリードでも600MB/s超えを果たしている。
続いて、ゲームのベンチマークを見てみよう。「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」で、フルHD解像度のウィンドウ表示で「標準品質(デスクトップPC)」、「高品質(デスクトップPC)」、「最高品質」の3種を実行した結果、評価はすべて「非常に快適」を記録した。
「最高品質」でも平均フレームレートは100fps以上を計測しており、最新の3Dゲームで本格的に遊びたいという人でも、満足できる性能といえるだろう。加えて特筆すべきは、ロケーションが切り替わる際に表示される「NOW LOADING」の画面の読み込み時間がほとんどない、という点である。SSD RAID化のメリットは、こうしたところで効いてくるのだ。