このページの本文へ

徹底特集 「iPhone 5s」&「iOS 7」を全力チェック! 第28回

徹底チェック! 「iPhone 5s」をすべて解説【ハードウェア編】

2013年09月27日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

順当に強化されたハードウェアスペック

 iPhone 5sに搭載されたSoC「A7」は、CPUにデュアルコア(1.3GHz)、GPUにPowerVR G6430(Apple A7 GPU)といった構成だ。数値上の強化は微々たるものだが、64bitアーキテクチャーにより、処理性能を向上させた形だ。そのため、そもそも32bitアーキテクチャー採用機との比較はあまり意味がないのだが……、体感ではとても快適に動作してくれている。特にウェブサイトのレンダリングの速さは魅力といえるだろう。この点は店頭の実機でチェックしてみるのが一番といえる。

 なお、64bitアーキテクチャーと32bitアーキテクチャーの違いは、扱えるメモリー空間ばかりが注目されるが、もっとも大きなメリットは一度に処理できる情報量の差がある。

主なスペック
製品名 iPhone 5s
メーカー アップル
ディスプレー 4型Retinaディスプレイ、マルチタッチ対応、最大輝度500cd/m2
画面解像度 1136×640ドット、326ppi
サイズ 幅58.6×厚さ7.6×高さ123.8mm
重量 112g
CPU 64bitアーキテクチャ搭載A7
コプロセッサ M7モーションコプロセッサ
ストレージ容量 16GB/32GB/64GB
OS iOS 7
携帯電話通信方式 CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B、 UMTS/HSPA+/DC-HSDPA、GSM/EDGE、LTE
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、802.11nは2.4/5GHz対応)、Bluetooth 4.0
位置情報 Assisted GPSおよびGLONASS、デジタルコンパス、Wi-Fi、携帯電話通信
センサー Touch ID(ホームボタン内蔵指紋認証センサー)、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー
テザリング
カメラ機能 iSightカメラ:8メガピクセル(f2.2)、FaceTime HDカメラ:1.2メガピクセル(写真)/720p HDビデオ(最大30fps)、オートフォーカス/手ぶれ補正/顔検出/パノラマ/True Toneフラッシュ/スローモーションビデオなど
バッテリー インターネット利用:LTE最大10時間/3G最大8時間/Wi-Fi最大10時間、ビデオ再生:最大10時間、音声再生:最大40時間
連続通話時間/連続待ち受け時間 最大10時間(3G)/最大225時間
カラバリ スペースグレイ、ゴールド、シルバー
発売時期 発売中(2013年9月20日発売)

 メモリーは1GBのままであり、64bitアーキテクチャーのデメリットである「アプリが使用するメモリーの増加」が不安だが、20個ほどアプリを立ち上げてマルチタスクを行なっても、もたつきに遭遇しなかった。この点はiOS 7自体が64bitネイティブであることも影響していそうだ。アプリ側の仕様の影響もあるため、この部分についてはしばらく様子見が正解だろう。

システムモニターアプリ「Sytem Status」で確認してみたところ、メモリーは1GBと表示された

System Status LiteApp
価格無料 作者Techet
バージョン4.2 ファイル容量2.8 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.0以降
System StatusApp
価格250円 作者Techet
バージョン4.2 ファイル容量3.7 MB
対応デバイス全機種 対応OSiOS 5.0以降

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中