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NFCでスマホと簡単につながるミラーレス一眼「NEX-5T」

2013年08月27日 13時10分更新

文● ASCII.jp編集部

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「NEX-5T」

「NEX-5T」。レンズキットは3色展開だ

 ソニーから、ミラーレス一眼カメラのミドルクラスモデル「NEX-5T」が発表された。9月13日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は6万円前後。

 昨年の11月に発売された「NEX-5R」の後継機種。最大の特徴はNFCに対応した点で、対応スマートフォンを近づけるだけで無線LAN接続の設定が完了する。

グリップ部にNFC読み取り部がある

グリップ部にNFC読み取り部がある

このように対応スマホにタッチするだけで画像の転送などが可能に

このように対応スマホにタッチするだけで画像の転送などが可能に

 スマホに「PlayMemories Mobile」アプリを導入しておけば、さらに便利な使い方が可能。たとえば、カメラが撮影状態の時にスマホをタッチすると、スマホ側のPlayMemories Mobileのリモート撮影機能が立ち上がり、カメラが再生画面になっているときにタッチすると、再生中の画像がスマホに転送される。

 このほか、トリルミナスカラー(広色域の色空間)に対応したのもNEX-5Rからの進化点だ。

従来通りモニターは上方向に180度回転し、自分撮りが行なえる

従来通りモニターは上方向に180度回転し、自分撮りが行なえる

 基本スペックはNEX-5Rと変わらない。撮像素子はExmor APS HD CMOSセンサー(1610万画素)で、上方向に180度回転する3型(92万画素)液晶モニターを搭載する。

 レンズキットは、16-50mmの電動ズームレンズが付属する「パワーズームキット(予想実売価格7万5000円前後)」と、これに加えて55-210mmのズームレンズが付属する「ダブルズームレンズキット」(同10万円前後)を用意。

 なお、レンズキットはシルバー、ブラック、ホワイトのラインナップを用意するが、ボディー単体はブラックカラーのみとなる。

ケースなどのアクセサリー類も用意される

ケースなどのアクセサリー類も用意される

Camera Appsにも新機能が登場

 NEX-5R/5Tは無線LANを内蔵しており、ネットワーク経由で「PlayMemories Camera Apps」をインストールすることで機能拡張が行なえる。

 このCamera Appsに新しい機能が追加される。まずは、レンズの周辺光量や倍率色収差、歪曲収差をマニュアルで任意に補正できる「レンズ補正」を8月28日に提供開始。有料(1000円)だ。

歪曲収差補正の適用前(左)と適用後(右)

周辺光量補正の適用前(左)と適用後(右)

倍率色収差補正の適用前(左)と適用後(右)

倍率色収差補正の部分拡大。左が適用前、右が適用後

 また9月下旬には、スマホでリモート撮影を実現する「スマートリモコン」の最新版が登場。スマホからF値やISO感度、ホワイトバランスの調整が行なえたり、タッチAFやMFアシスト、画像確認画面の拡大などが新たに行なえるようになる。

 さらに、SNSに直接画像をアップロードできる「ダイレクトアップロード」も新バージョンとなる。従来のPlayMemories OnlineやFacebookに加え、Flickrへのアップロードも行なえるようになる。

 9月配信のCamera Appsについてはどちらも無料でダウンロードできる。

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