米アップルが、ナイキのリストバンド型計測機器「フューエルバンド」の開発担当者を採用した。「iWatch」の開発に参加するのではないかと複数のメディアが報じている。
件の人物は、フィットネス界で著名なインストラクターでありコンサルタントでもあるジェイ・ブラーニク氏。約20年間に渡りナイキでコンサルタントを務め、手首に装着してさまざまな活動量を計測するフューエルバンドなどの開発に携わった。
AllThingsDなどの報道によると、アップルのティム・クックCEOもフューエルバンドの愛用者らしい。クックCEOはナイキの社外取締役も務めており、現状でもiPhoneと連携しているように、もともとナイキはアップルと関係が深い。ブラーニク氏は、アップルが開発しているとされる腕時計型ウエアラブルコンピューターのiWatchに関わる仕事に就くと予想されている。iWatchに、ユーザーのバイタルデータ(体温や血圧といった生体情報)を活用した何らかの機能が搭載されるのは間違いなさそうだ。