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LINEがECサービスに参入 武器は2億3000万人分のID

2013年08月22日 16時00分更新

文● 大木信景(HEW)/アスキークラウド

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 LINEは、21日に開催したビジネスカンファレンス「Hello, Friends in Tokyo 2013」の中で、新たにECサービス「LINE MALL」や音楽配信サービス「LINE MUSIC」を開始すると発表した。

 スマートフォンでの利用に特化したECサービスのLINE MALLは、企業が出展するショッピングモールのほか、ユーザー同士での売買もサポート。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも、誰でも簡単に商品の売買が行える、新たなショッピング体験を提供するという。サービス開始は2013年秋を予定している。

 LINE MUSICは、LINEアプリ内で国内外のさまざまな楽曲を楽しめる音楽配信サービス。LINE MUSICで購入した楽曲は、LINE上でつながっている友人と共有可能で、LINEならではの新しい音楽の楽しみ方を提案するサービスになるという。まずは日本国内で提供を開始し、その後、世界に展開する予定。

 同カンファレンスでは、登録ユーザー数が世界2億3000万人を突破(対前年比460%)したことや、1日あたりのメッセージ数が70億件(対前年比440%)を超えたこともあわせて発表された。日本国内での登録者数は4700万。無料サービスとしてスタートし爆発的に普及したLINEだが、ビジネス分野でもサービスを拡大することで、マネタイズの幅を広げ始めた。

年内公開予定の「LINE MUSIC」

年内公開予定の「LINE MUSIC」。これらのサービスのほか、LINEの新機能「ビデオ通話機能」なども発表された

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