日本マイクロソフトが、iPadユーザーに対して、最大1万円をキャッシュバックする「『Surface RT』乗り換えキャンペーン」を、8月9日〜9月8日まで実施する。
iPadの所有が確認できたSurface RT購入者を対象に、Surface RT本体(32/64GB版)のみや、Surface RT(32GB版)とTouch Coverを同時購入した際に、それぞれ5000円をキャッシュバックSurface RT(64GB版)とTouch Coverを同時購入した場合には1万円をキャッシュバックするというものだ。
キャッシュバック対象製品 | |
---|---|
製品名 | キャッシュバック金額 |
Surface RT 32GB | 5000円 |
Surface RT 64GB | |
Surface RT 32GB+Touch Cover | |
Surface RT 64GB+Touch Cover | 1万円 |
乗り換えキャンペーンの対象には「iPad mini」は含まれていない。
さらに同時期、ビックカメラでは、Surface購入者対象のiPad下取りキャンペーンを実施。これを加えることで、iPadからの移行を促進しようという狙いもある。
Surface RTを、iPadの明確な対抗馬に
今回の乗り換えキャンペーンの実施は、日本マイクロソフトにとって、いくつかの思惑が見え隠れする。
ひとつは、Surface RTを、iPadの明確な対抗馬にするという印象を植え付ける狙いだ。
マイクロソフトでは、Surface RTを「PCのようなタブレット」と表現。タブレットと位置づけながらも、iPadにはないUSBポートやmicroSDスロットなどを搭載していることで、外部機器との接続が可能になること、キックスタンドで自立し、Touch Coverなどによって、キーボードによる文字入力ができること、最新のOfficeが使えるといったPCのような機能を持つことを訴求している。
その一方で、Surface Proは、「タブレットのようなPC」として、デスクトップアプリケーションなどが利用できるPCとしてのマーケティング訴求を徹底する。
つまり、iPadの対抗としては、Surface RTを位置づける考えだ。
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