集客につながるか、ページが見やすいかなど、自社サイトがどのような課題を抱えているか、自身ではなかなか見つけにくい。そこで、一般ユーザーの視点を活用し、サイトにアクセスした際のユーザビリティを診断するサービスをヤフーが提供し始めた。
今回の新サービス「サーベイドクター」は、クラウドソーシングを活用するケースとして珍しいサイト診断サービス。登録ユーザーのうち3000人(目安)をモニターとし、モニター1人ひとりが対象サイトへアクセスしたあと、ユーザビリティ等に関するアンケートに回答するもの。申し込んだ企業は、診断結果となるユーザー評価レポートを入手し、サイトの改善やリニューアルなどに役立てられる。
診断から評価までにかかる期間は最短で1週間と短く、費用は5万円から。常時10万人以上の登録ユーザーを抱えているため、モニターを多く確保し、診断に活用できる点が大きな特徴となる。性別や年齢による対象者の絞り込みにも対応する。
「サーベイドクター」は、ヤフーが運営するクラウドソーシングサービス「Yahoo!クラウドソーシング」の1つとしてスタート。「Yahoo!クラウドソーシング」は、企業の課題「タスク」を多くのYahoo! JAPANユーザーの力で解決しようというサービスで、ユーザーはデータ入力やデータチェック、アンケートへの回答などのタスクをネット上で行うことで、謝礼としてTポイントを獲得する。2013年1月のサービス開始以来、累計で11万人以上の登録ユーザーにより、1300万件を超えるタスクが実施された。