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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第40回

「Xperia UL」は安心して勧められる定番スマホだった!

2013年07月06日 12時00分更新

文● 林 佑樹

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Xperiaといったら高性能カメラ!

 さまざまなスマホのイメージセンサーとして採用されているExmorシリーズ。Xperia ULが搭載するのはExmor RS for mobileで1310万画素。インカメラは31万画素と他機種と比べると弱いが、顔認識と連写機能があるため、アウトカメラで自撮りOKだ。

 カメラアプリのインターフェースは、ソニー製のコンパクトデジタルカメラやミラーレス一眼に近く「プレミアムおまかせオート」「ピクチャーエフェクト」「スイングパノラマ」といった機能が搭載されている。「プレミアムおまかせオート」は36パターンの中から自動的に最適なものを選んでくれるというもの。挙動としてはミラーレス一眼NEX-5Rと似ており、基本的には「プレミアムおまかせオート」に文字通りお任せで撮影しても問題ない。

 また、連写性能は秒間15枚無制限連写。厳密にはメモリーとの兼ね合いもあって有限連写だが、ブラウザーやTwitterクライアントを立ち上げた状態で99連写はできたので、逃したくないシーンをちゃんと押さえることができるだろう。

カメラ機能には「プレミアムおまかせオート」「ピクチャーエフェクト」「スイングパノラマ」などがある。「プレミアムおまかせオート」がとくに優秀

ピクチャーエフェクトは9種類。リアルタイムプレビューが表示されるので、気に入ったものを選ぼう

シーンセレクションは17種類。「プレミアムおまかせオート」に慣れたあとのステップアップにちょうどいい

ホワイトバランスやHDRのオンオフも用意されているため、自分で設定して撮りたい人も安心

 撮りやすさをさらに向上させている機能として、ロック解除ナシにすぐ撮影できるというものがある。カメラボタンを長押しするとカメラアプリが起動し、さらにフォーカスも合わせてそのままシャッターを切ってくれる。このあたりの操作性は、スマホというよりはコンパクトデジタルカメラのようだ。フォーカスはほぼセンターを中心に探っているようだが、なんとなく撮影してみても、ピンが外れることが少なかった。被写体にスマホを向けておくくらいの意識でいいだろう。

※写真は一番大きな解像度(4128×3096ドット)で撮影しています。サイズが大きいので注意してください。

白飛びしやすい被写体でのテスト。太陽光が直に当たっている部分は大半が飽和しているが、よくみると花びらの輪郭はしっかりと残っている

「プレミアムおまかせオート」でテキトーに撮影したもの。およそ見ている風景に近い色合いにしてくれる

こちらは日陰。暗い部分はあまりつぶれていない

夜間撮影テスト。街路樹などがあれば手持ちでも問題ナシ

マクロテスト。3~4cmまで寄ることができた。F値2.8なのでマクロ時はけっこう背景がボケる

スマホ初心者からベテランまで満足度の高い機種

 au版Xperia ZといったところのXpria ULだが、ラウンドフォルムの採用や通知LED、ワンセグアンテナなど、auのビジョンに沿う形での機能追加で、無難にオススメしやすいモデルに仕上がっている。処理性能面ではフルHDということもあって、ベンチスコアはそこそこの結果になったが、実用面では極端に遅いと感じることはまずないほど、軽快な動作を見せてくれる。

 発売から1ヵ月以上が経過し、価格も微妙に下がり始めているので、そろそろ機種変更やMNPという人であれば、まず店頭でチェックすべき機種だ。

「Xperia UL SOL22」の主なスペック
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
ディスプレー 5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約71×135×10.5mm
重量 約145g
CPU Snapdragon APQ8064 1.5GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM) 2GB
内蔵ストレージ(ROM) 16GB
外部メモリー microSDXC(最大64GB)
OS Android 4.1
LTE対応 ○(下り最大100Mbps)
WIN HIGH SPEED
無線LAN IEEE802.11n(2.4/5GHz対応)
テザリング ○(最大10台)
国際ローミング GSM/W-CDMA
カメラ画素数 リア:約1310万画素CMOS/イン:約31万画素
バッテリー容量 2300mAh
FeliCa ○(+NFC)
ワンセグ
赤外線
防水/防塵 ○/○
SIM形状 microSIM
連続待受時間(3G/LTE) 約480時間/約440時間
連続通話時間(3G) 約910分
カラバリ White/Pink/Black

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