5月も後半になり、だんだん日も長くなり、夕刻の散歩が気持ちいい季節……であるのは人も猫も同じである。
……かどうかは知らないけど、昼間は姿を見せなかったくせに、夕方になると現われるヤツってのが常にいて、それはうれしいんだけど、困るのは撮影。
だいたい夕方から夜に現われる猫はじっとしてないから、シャッタースピードを上げてブレないように撮りたい。でも暗いからシャッタースピードを上げるのが難しい。困ったものである。
最初はシルエットで湖畔の夕刻猫。湖をバックに撮ってみた。
さらに時刻が進み、日が完全に落ちると、便りになるのは街灯だけになる。
どうするか。ISO感度を上げるのである。
どのくらい上げられるかはカメラによりけりだけど、ミラーレス一眼以上ならISO 6400までは大丈夫。ISO感度を上げるとその分ノイズが増えるけれども、そこは気にしない。
いや、むしろ多少ノイズがのってざらっとしてた方が夜っぽくていいじゃん、というくらいの気持ちで、さっさと上げちゃうべし。
そしたら、別の猫がとことこと塀の前まで歩いてきた。ちょっと興味を惹かれたらしい。それにしても夜の住宅街でカメラ持ってしゃがんでたりしたら怪しいよな、と思いつつ、1枚。
それでも家の灯りや街灯がほんのりと当たるのならまだよい。街灯の日陰にはいられるとさらに感度を上げないと撮れないのだ。
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