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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第305回

明るい単焦点レンズで撮る夜の猫

2013年05月24日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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夜の公園猫。ぐぐっと寄って撮ってたらいいタイミングでペロッとしてくれた。ISO 500(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)
夜の公園猫。ぐぐっと寄って撮ってたらいいタイミングでペロッとしてくれた。ISO 500(2013年2月 オリンパス OM-D E-M5)

 5月も後半になり、だんだん日も長くなり、夕刻の散歩が気持ちいい季節……であるのは人も猫も同じである。

 ……かどうかは知らないけど、昼間は姿を見せなかったくせに、夕方になると現われるヤツってのが常にいて、それはうれしいんだけど、困るのは撮影。

 だいたい夕方から夜に現われる猫はじっとしてないから、シャッタースピードを上げてブレないように撮りたい。でも暗いからシャッタースピードを上げるのが難しい。困ったものである。

右奥に夕日が沈んだところ。こういうときは無理に猫を明るくしようとせず、シルエットっぽく(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)
右奥に夕日が沈んだところ。こういうときは無理に猫を明るくしようとせず、シルエットっぽく(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

 最初はシルエットで湖畔の夕刻猫。湖をバックに撮ってみた。

 さらに時刻が進み、日が完全に落ちると、便りになるのは街灯だけになる。

 どうするか。ISO感度を上げるのである。

 どのくらい上げられるかはカメラによりけりだけど、ミラーレス一眼以上ならISO 6400までは大丈夫。ISO感度を上げるとその分ノイズが増えるけれども、そこは気にしない。

 いや、むしろ多少ノイズがのってざらっとしてた方が夜っぽくていいじゃん、というくらいの気持ちで、さっさと上げちゃうべし。

エアコン室外機の上でくつろいでる猫を発見したのでフェンスの隙間からそっと狙ってみた。ISO 6400まで上げてある(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)
エアコン室外機の上でくつろいでる猫を発見したのでフェンスの隙間からそっと狙ってみた。ISO 6400まで上げてある(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 そしたら、別の猫がとことこと塀の前まで歩いてきた。ちょっと興味を惹かれたらしい。それにしても夜の住宅街でカメラ持ってしゃがんでたりしたら怪しいよな、と思いつつ、1枚。

錆びた門扉にちょこんと前足をのせてこっちをじっと見てるところがいい。暗いので目もまんまる。これもISO 6400(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)
錆びた門扉にちょこんと前足をのせてこっちをじっと見てるところがいい。暗いので目もまんまる。これもISO 6400(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)

 それでも家の灯りや街灯がほんのりと当たるのならまだよい。街灯の日陰にはいられるとさらに感度を上げないと撮れないのだ。

門戸の裏にまた別の猫。このあたり猫がたくさんいたのだ。ISO 10000まで上げてなんとか撮影(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)
門戸の裏にまた別の猫。このあたり猫がたくさんいたのだ。ISO 10000まで上げてなんとか撮影(2012年8月 オリンパス OM-D E-M5)

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