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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第17回

ワンソース・マルチユースで大切なこと

アップルが移転した六本木ヒルズ レセプションの成功の鍵

2013年05月17日 09時00分更新

文● 前田知洋

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ゲストを驚かせた、カンパニーオフによる「Les Girafes(レ ジラフ)」 写真提供:森ビル(株)

 ブルームバーグも報道したように、5月には米アップルの日本法人が六本木ヒルズ森タワーに移転。これで同ビルには世界時価総額ランキング企業の日本法人(アップル(1位)Google(10位)BP(33位)ゴールドマンサックス(94位))などが、さらに集中することになります。

 4月25日にグランドハイアット東京などが会場の、六本木ヒルズ10周年記念レセプションに招待していただきました。このレセプション、ゴージャスでありながらワンソース・マルチユースで合理的なデザインがされていたのが印象的でした。孟子の言葉、「天地人(天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず)」と21世紀の最新レセプションの意外な共通点について語ります。

 ワンソース・マルチユースとは、1つの資源を多目的で活用すること。身近な例としては、映画という1つのコンテンツが、劇場公開、DVD、オンデマンド配信、テレビネットワークへの売却と、様々なチャンネルに利用できること。ハリウッド映画が巨額な制作費をかけられるのは、そんなマルチユースに秘密があります。

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