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外部ストレージ不要!仮想環境を容易に構築できる

NVC、ニュータニックスのクラウドアプライアンス販売

2013年04月12日 07時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月11日、ネットワークバリューコンポネンツは米ニュータニックス(Nutanix)と販売代理店契約を締結。クラウドアプライアンス「Nutanix Complete Cluster」を国内で販売開始した。

 米ニュータニックスはGoogle File System(GFS)やOracle Database、Exadataなどの拡張性の高いシステムを構築したチームにより、2009年9月に設立されたベンチャー。NASやSANなどの外部ストレージを使わずにエンタープライズの仮想化環境を提供するNutanix Complete Clusterを開発している。

 Nutanix Complete Clusterはサーバーとストレージを統合した「スケールアウト型クラウド仮想インフラアプライアンス」を謳い、2Uの筐体にノード(サーバーとストレージ)を4つ搭載できる。ストレージには超高速なPCIe SSD、高速のSATA SSD、大容量のSATA HDDの3種類を組み合わせ、自動階層化管理により、高速・大容量なI/Oを実現するという。最小構成は3ノードからとなり、「NX-2000」と「NX-3000」の2モデルが提供される。ノードをネットワーク上に追加するだけでスケールアウトできるという。

NX-2000

NX-3000

 また、1つのノード内にx86のCPU、メモリ、ストレージ、ネットワークを搭載。Nutanix Distributed File System(NDFS)という独自の分散ファイルシステムにより、すべてのストレージを単一のストレージプールとして提供する。各ノードのデータは複数のノードへレプリケーションされ、GFS同様のスケールアウト型分散ファイルシステムを実装する。

 価格は、3ノード構成のNX-3000が1863万円、4ノード構成が2484万円。3ノード構成のNX-2000が1552万5000円、4ノード構成が2070万円となる。

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