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グローバル展開を支援する「HP Converged OEMプログラム」を発表

長期保証やカスタマイズも!日本HP、OEMビジネスに本腰

2013年04月03日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月2日、日本ヒューレット・パッカードはx86サーバー「HP ProLiant」をベースとしたシステムやソリューションの構築を支援する「HP Converged OEMプログラム」を発表した。

 「HP Converged OEMプログラム」は、HP ProLiantをプラットフォームとして、自社のソフトウェア、ハードウェア、サービスと統合し、エンドユーザーに再販売するOEMビジネスパートナーを対象とした支援プログラムになる。

HP Converged OEMの2つのビジネスモデル

 (1)HP ProLiant OEMファミリー、(2)HP OEMカスタマイズ・サービス、(3)HP OEMホットラインサービス、(4)グローバル・プライシングの4つの要素で構成される。

HP ProLiant OEMファミリー

HP ProLiant DL360p Gen8、DL380p Gen8、BL460c Gen8、ML350p Gen8の4シリーズから構成され、5年のオンサイト保守を標準保証することに加え、次世代プロセッサーが供給される期間(最長で2世代分)まで購入が可能になる。OEMファミリーには、ノンブランドのフロントベゼルがオプションとして提供され、自社ブランドのロゴを貼付し、自社の単一ブランドとして再販できる。

OEMカスタマイズ・サービス

すべてのHP ProLiant製品を対象とし、HPの製造ラインでの自社ブランドのロゴ貼付や、立ち上げ時に表示されるスプラッシュスクリーンでのHPロゴの非表示などのカスタマイズが可能になる。HPの製造ラインにおいて、OEMビジネスパートナー指定のソフトウェアのインストールやハードウェアオプションを本体に構成することもできる。

HP OEMホットラインサービス

海外市場でHP ProLiant組み込みシステムを販売、もしくは関連サービスを提供するOEMビジネスパートナーを対象に、全世界で利用可能な英語対応の専用コールセンターを用意し、障害対応を受け付ける。

将来的には、国内ビジネス向けに、日本独自のサポートプログラムとして、「HP OEMアドバンスト・ソリューション・サービス」を提供する予定。担当エンジニア任命やシステムソフトウェアの更新推奨、定例会議開催を含む障害履歴レポート提供など、カスタマイズ可能な専用サポートプログラムとなる予定。

グローバル・プライシング

HP ProLiantとそのオプション製品について、購入量に応じて個別にドルでの基準価格を設定する。この基準価格をベースに、国内での提供価格を決定。また、海外展開するOEMビジネスパートナー様においても、この基準価格をベースとし、各国市場でのローカル価格を設定する。海外展開においても、グローバルOEM契約に基づく基準価格をベースに、世界各地で一定範囲の特別価格での購入が可能となる。各国市場での購入量に応じ、特別値引率が変動することなく、調達コストの安定化を図ることが可能となるという。

 HP Converged OEMプログラムはおもに組み込みソリューションを手がける製造業、海外進出を展開するサービスプロバイダー/データセンター事業者、アプライアンスを開発するソフトウェアベンダーの3つの業種を対象として、事業展開を図る。

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