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20kgの筐体で4K/60p映像の投写が可能

ソニー、コンパクトで高精細な新4Kプロジェクターを発売

2013年03月21日 11時00分更新

文● 貝塚 怜/ASCII.jp編集部

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 ソニーは3月21日、業務用4Kプロジェクター「VPL-GT100」を発売した。

4Kデジタルシネマプロジェクションシステム 「SRX-R515P」

 VPL-GT100は、4096×2160ドット(4K)に対応。液晶ディスプレーパネル「4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を搭載しながらも、およそ20kgと比較的なコンパクトな筐体を実現している。

 本機に搭載されている4K SXRDパネルは、従来機種の7μmから4μmへと画素ピッチを微細化しており、従来機種よりも高細細な映像を実現しているという。また、DisplayPort入力を2系統備えることによって、4K/60Pの映像の映写も可能となっており、高精細で高速な動きも滑らかに表現できるとする。

 さらに、今回新開発されたイメージ処理技術により、入力信号の表示遅延が最小限に抑えられており、航空シミュレーションのような繊細さが求められる仮想トレーニングにも適した仕様になっているという。

 信号処理を施すことによって、白のピーク輝度を維持したまま黒が引き締められ、ダイナミックレンジが拡大された。4K SXRDパネルとの組み合わせで、最大で100万:1のコントラストを実現したとする。

 市場推定価格は450万円前後。業務用4Kプロジェクターのラインナップにコンパクトな本機を追加することにより、工業デザインの現場やCG作品を中心とした試写室、プラネタリウムをはじめとした商業施設など、従来機種よりも幅広い市場での使用を提案していく狙いだ。

 
型番 VPL-GT100
投影方式 SXRD パネル、
3原色液晶シャッター投射方式
光源 高圧水銀ランプ 330W型
光出力 2000lm
最大解像度 4096×2160
コントラスト比 100万:1
インターフェース HDMI、DisplayPort、Trigger、
D-sub、有線LAN(1000BASE-T)、USB、ミニジャック
寸法 約幅520×奥行640×高さ200mm
質量 20kg
電源 AC 100V,50-60Hz,5.1A
再生可能画像 JPEG2000
再生可能動画 MPEG2
記憶媒体 4TB

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