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2012年CPUクーラー最強王座決定戦 ― 第3回

野心作が多数! 2012年CPUクーラー王座決定戦【第3回】

2013年03月06日 16時00分更新

文● 加藤 勝明

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 毎年恒例のCPUクーラー最強王座決定戦。2012年に発売された空冷CPUクーラーの中から製品をピックアップして性能を比較していく。

テスト環境
CPU AMD「FX-8350」(4GHz→4.6GHz)
マザーボード ASUSTeK「Crosshair V Formula」(AMD 990FX/SB950)
メモリー Patriot「Patriot PSD38G1600KH」(DDR3-1600 4GB×2)
ビデオカード ASUSTeK「GTX650TI-1GD5」(GeForce GTX 650Ti)
SSD Intel「SSDSC2CT240A4K5」(SATA3 240GB)
電源ユニット Seasonic SS-760KM(80PLUS GOLD)
OS Windows 8 Professional 64bit版

 テスト方法は第1回と同じなのでここでは省略する。忘れてしまった人は【第1回】をおさらいしてほしい。

暴れ馬を乗りこなせるか?
Thremaltake「Contac 39」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366/2011、AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
●寸法/重量:120(W)×103.8(D)×159.5(H)/約645g
●ファン回転数:800~2000rpm(PWM制御)
●風量:29.434~72.084CFM±10%
●ノイズ:15~33.2dBA
●実売価格:4500円前後
●製品情報URL:http://www.thermaltake.co.jp/products-model.aspx?id=C_00001824

薄型のヒートシンクを2基のファンで挟んだ「Contac 39」。一見凡庸な設計の製品に見えるが、これが意外なダークホースだった

 PCケースからCPUファンに至るまで冷却系パーツの雄といえばサーマルティク。この「Contac 39」は実売5000円未満で購入できる手ごろな製品ながら、TDP180Wサポートという冷却志向の強い製品。

 回転時に青く光る2基の冷却ファンの奥には、ノコギリの歯のようにギザギザに加工されたアルミ製フィンが配置されている。このノコギリ歯はフィンの間にスムーズに空気を流し、風切り音の軽減を狙ったものだ。

 さらにファンを防振用のゴム製ピンで固定することで、ファンの振動をヒートシンクから分離するくふうが施されている。パーツ数は多めだが、土台を完全にマザーに残しておけるため、一度組んでしまえば付け外しは比較的容易だ。

 だが一番の驚きは高負荷時のCPU温度。53℃という温度はこれまでに紹介した製品を軽くしのぐ優秀さ。リテールクーラーより19℃低い、そしてリテールクーラーよりも高いオーバークロックに耐える性能が5000円弱で購入できるというのは魅力の一言だ。

 ただしファンの回転速度は2000rpmと高く、ファンノイズは50dBAを超える超ノイジーな側面もある。静音志向の人には少々使いにくい印象だ。

 本製品を使う際の注意点として、ファンの固定用ゴムピンの脆さがある。ファンの着脱はファンやゴムピンを力で引っ張ることで行なうが、着脱頻度が高くなると、このゴムが切れやすくなる(実際今回の検証で何本か切れた)。十分注意しながら作業すれば防げるだろうが、せっかちな人や微妙な力加減が苦手な人は避けた方がいいだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  27.0 ℃ 27.6 ℃ 25.4 ℃ 49.7 ℃ 32.6 dBA 1991 rpm
純正より -16.0 ℃ -8.6 ℃ -9.2 ℃ +16.1 ℃ -8.9 dBA -445 rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリー温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  53.0 ℃ 26.3 ℃ 31.2 ℃ 35.0 ℃ 50.5 dBA 1997 rpm
純正より -19.0 ℃ -14.4 ℃ -13.0 ℃ -12.5 ℃ -2.0 dBA -3403 rpm
10分間の温度推移

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