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2012年CPUクーラー最強王座決定戦第1回

野心作が多数! 2012年CPUクーラー王座決定戦【第1回】

2013年03月03日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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 ASCII.jpの恒例企画「CPUクーラー最強王座決定戦」も今年で7年目。ついに“Haswellの次はLGA撤退か?”(関連リンク)なんて噂も飛び出してCPUクーラー業界も大変だなーと他人事のように思いつつ、ひたすらベンチ大会を実施。今年もCPUクーラーの王座を決めてみたい。

2012年に発売されたCPUクーラーの中から、代表的な20製品をテストした

 今回エントリーした製品は2012年中に発売されたCPUクーラーの中から、以下の条件を満たすものをピックアップしている。

  • LGA1155/Socket AM3+系の両方をサポートすること(LGA2011はオプション扱い)
  • 2013年1月下旬段階で販売を継続しているもの
  • パーツショップで入手が比較的容易なもの

 この条件でふるいにかけ、最終的に確保できた製品は21。物理的な制約でテスト用マザー(後述)に装着できなかった1製品を除いた20製品に、リテールクーラーを加えた全21製品をテストしていくことにする。

「FX-8350」がベースのテスト環境

 次にテスト環境の解説に入ろう。この連載では毎年発熱量の多いCPUを使って検証している。そこで今回はTDP 125W級のAMD製CPU「FX-8350」を選択した。その他のパーツは以下の通りだ。

テスト環境
CPU AMD「FX-8350」(4GHz)
マザーボード ASUSTeK「Crosshair V Formula」(AMD 990FX/SB950)
メモリー Patriot「Patriot PSD38G1600KH」(DDR3-1600 4GB×2)
ビデオカード ASUSTeK「GTX650TI-1GD5」(GeForce GTX 650Ti)
SSD Intel「SSDSC2CT240A4K5」(SATA3 240GB)
電源ユニット Seasonic SS-760KM(80PLUS GOLD)
OS Windows 8 Professional 64bit版

 定格クロックで運用するならリテールクーラーで十分なので、昨年同様若干オーバークロックしてテストした。Turbo Coreの上限値が4.2GHzなので600MHzアップの4.6GHz、コア電圧+0.1Vでテストしたが、小ぶりな製品については4.3GHzが限界なものもあった(これについては当該製品の項で逐次言及する)。また、計測条件・環境は以下のとおりだ。昨年の計測条件にほぼ準拠している。

  • すべてバラック組み、マザーは水平に設置
  • Cool'n'Quietは常時オフ
  • 室温18℃前後
  • 暗騒音33~34dBA
  • ファンノイズはCPU位置からメモリー方向へ30cm位置から計測
  • シリコングリスは熱伝導率0.62W/m・Kのものに統一
  • デジタル温度計をVRM・メモリ・チップセットに貼り付けて温度を計測

今回使用したグリスは昨年と同じ。熱伝導率0.62W/m・Kのアイネックス「PA-070」だファンノイズの計測はFUSO製デジタル騒音計「SD-2200」を使用。CPUソケットの中心からメモリースロットの方向へ30cm、高さはCPUファンと同じ高さに固定して計測した

 テストにあたっては起動後に「OCCT Perestroika 4.3.2」を使い、10分間「OCCT」テストを実行した時点を「高負荷」、その後OCCTの処理を終了し5分後の状態を「アイドル」としている。当然10分間エラーを出したりシャットダウンすることなくOCCTが稼動するのが最低条件だ。

CPUを極限状態に追い込むために「OCCT Perestroika 4.3.2」を使用。このツールに内蔵された温度監視機能はHWMonitorと一緒だが、一応保険的にHWMonitorの最新版を併用して温度を確認している

 OCCTで9分を回った時点とOCCT終了後5分経過した時点での各部温度やファンノイズを測定するが、CPU温度の測定に関しては「HWMonitor」の「CPU」の値も採用している。

 なお、次ページ以降で各CPUクーラーをマザーボードに載せている写真を掲載するが、これは製品の大きさを比較するためであり、必ずしも取り付け方向が正しいわけではないことをご了承願いたい。

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